この本で注目すべきは、レム睡眠とノンレム睡眠の割合が、睡眠の初め(深夜)と終わり(早朝)では変化するという事実です。 レム睡眠は夢を見る状態、ノンレム睡眠は脳が休息している状態で、寝ている間の脳はこのサイクルを繰り返しています。 研究によると、朝に近くなるほど、夢を見るレム睡眠の割合が多くなるそう。だから、目覚めたときに覚えている夢は起きる直前まで見ていたような気がするんですね。 このレム睡眠とノンレム睡眠のバランスを取るには、7〜8時間続けて寝なければなりません。だからこそ、睡眠時間は8時間を死守するというウォーカーさん。 睡眠不足が心身に与えるさまざまな悪影響(しかも通常は自覚がほとんどありません)は「あとから寝だめしても帳消しにはできない」と言い、6時間以下の睡眠には警鐘を鳴らします。 質の高い睡眠をとるための12カ条8時間睡眠はどこでも聞く定説ですが、忙しいビジネスパーソンはそこま