まあ、短いからさ、「私」の話でも読んでいってよ。 人間のような主人公の話です。 「第七回こむら川小説大賞」のための一筆書き書き下ろしです。 テーマは「光」です。
まあ、短いからさ、「私」の話でも読んでいってよ。 人間のような主人公の話です。 「第七回こむら川小説大賞」のための一筆書き書き下ろしです。 テーマは「光」です。
選考委員にタレントの伊集院光、芥川賞作家の市川沙央を迎え、カクヨム8周年を記念したエッセイコンテスト「黒歴史放出祭」を開催します。なかったことにしたい、忘れたい黒歴史を、皆さんでさらけ出し合いましょう! 選考委員 写真撮影: 深野未季(文藝春秋) 市川沙央 1979年生まれ。ライトノベルを中心に20年にも渡る小説投稿生活を経て、『ハンチバック』で文學界新人賞を受賞しデビュー。同作で芥川賞を受賞。『ハンチバック』の主人公は小説投稿サイト出身、電子書籍レーベルのTL作家という設定。 思い返せば8年前、「カクヨム」プレオープンと同時にアカウントを取得し第1回カクヨムWeb小説コンテストに挑むも、いちはやく埋もれて惨敗。以来カクコンには毎年欠かさずチャレンジしてきましたが、自慢じゃないけど一度も中間選考を通ったことがありません。これは話しても大丈夫な方の黒歴史。ワナビを20年やっていると大丈夫じゃ
空中二段ジャンプを決めたらそのままバグって空に放り出されて漂っているかのように様々なことが主人公の周りで(主人公とはあまり関係なく)起こる。どれもこれも胡乱でとらえどころがない。 ジャンルもよくわからないまま(ラブコメでいいのか?)箱をひっくり返した展開が続くが(「箱」というのはこの物語で重要な役割を果たす)、最後にはすべてが収まるべきところに収まっていく。伏線を張るとはどういうことかを考え直させてくれる作品。
昨日に引き続き、絶好のおでかけ日(び)和(より)だった。 俺とヒナとユーリと茂木さん、四人を乗せたタウンエースは関越自動車道を軽快に進んでいた。茂木さんの運転は相変わらず丁寧だったけど、例の黒塗りの車のように地面から浮いてるような乗り心地とはいかず、タウンエースはゴトンゴトンと適度な揺れをともなって、俺たちを北へ北へと運んだ。 タウンエースには純正ラジオ以外のオーディオ機器がないので、周波数をナックファイブに合わせていた。二発しかない貧相なフロントスピーカーから、軽薄なJ-POPがシャカシャカと流れていた。 児玉インターチェンジで高速を下り、あとは下道で西へと向かう。すぐにあたりはパカッとひらけた、のどかな田園風景になり、それがだんだんと山間の景観にかわっていく。まっすぐ平坦に伸びていた道が、ぐねぐねとしたワインディングロードになる。ナックファイブに雑音が混ざりはじめ、ついにはただのノイズ
「なにそれ? ザ・与太話って感じだね」 俺がかいつまんで本の内容を説明すると、ヒナが言った。 ばあちゃん主催の国産黒毛和牛すきやきを食べ終え、いい感じに酔っぱらった母ちゃんはまたぐうぐうと寝入っていた。茂木さんとばあちゃんが思い出話に花を咲かせていたが、それも一段落し、手持無沙汰になった俺たちは、とりあえず手掛かりと言えなくもないかもしれない親父の本を読んでみることにした。 幸いなことにというかなんというか、同じ本が何冊でもあったので、ひとり一冊ずつで同時に読むことができたのだが、ヒナは「なんであれ、そもそも本というものを読むことができない」と言って早々に投げ出し(それでどうやって平常に高校生活を送っているのかはまったく謎だ)ユーリはひらがなとカタカナと漢字もちょっとは読めるらしいが、やはりここまでの日本語の文を読むのは難しいみたいだったので、実際に本文を読んだのは俺と茂木さんだけだ。 「
2042年。 瞳に装着されたレンズを通してネットに接続されている世界。 人々の暮らしは大きく変わり、世界中、月や火星まで家にいながら旅行できるようになった世界。 それでも、かろうじてリアルに学校制度が残っている世界。 これはそこで暮らす彼女たちの物語。 (42文字×17行で300Pほど) 「ヴァーチャル・プライベート・ネットワーク・ガールズ」として挿絵付きでkindleにもあります。 【注意!】ここから投稿用の完結まで書かれたあらすじが記載されています。 西暦2042年、瞳に装着したレンズでネットと常時接続するようになった時代になった。多国籍企業KLSの元、実験都市となった北海道の地方都市に住む人見知りでややひきこもりの久慈彩花は、学校からの帰り道、一条祈というクラスメイトが…続きを読む
北海道の地方都市に住む高校一年生「藤元杏」に起こる、ちょっとだけミステリの青春物語。 『藤元杏はご機嫌ななめ ―彼女のための幽霊―』 東京から引っ越ししてきた彼女は、クラスメイトである「ポチ」を強引につれて生徒会執行部に入部するが、最初に与えられたのは学内で起こった「幽霊騒ぎ」の調査だった。 期限は一週間、彼女は真相に辿りつけるのか…… 『藤元杏はご機嫌ななめ2 ―冷たい花火と優しい暗号―』 高校生活にも慣れ始めた7月、彼女は自身が所属する生徒会執行部のイベントに使用された七夕の短冊に奇妙なものを見つけるが…… ノベルゼロ『トクシュー!』2巻発売を記念し、MF文庫J版「藤元杏シリーズ」を全編公開!
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