若い人に責任ある仕事(リーダーの仕事)を任せてみようとしている。やってみる人もいれば、そうでない人もいたり。 若い人に任せようとする理由の第一は、技術者として成長している期間というのはそれほど長くないから。どんなに長くても40歳くらいまで。類稀な実力を持つおじさんが言う「何歳になっても大丈夫!」という話は一般論としては成り立たない。成長が止まった瞬間に退化が始まる。何しろ世の中は進んでいるのだから、止まるということは退化に等しい。そういう訳で、若い人にリーダーの仕事を任せるというのは、技術の最前線で勝負するイノベーションの世界では本質的。 もう一つの理由。たとえば大学院を出て25歳で会社に入って、40歳までの15年間にどれくらいの回数挑戦できるのか?しかもリーダーとして。「優秀な人ほど新しいことに挑戦し、優秀な人ほど失敗する」というのは、若いうちしか通用しないから、早くから挑戦の機会をつか