ウクライナ軍は8月6日、12個ほどの大隊で構成される大規模な兵力を投じてロシア西部クルスク州に侵攻し、またたく間に同州の1000平方kmほどの地域を占領した。これを受けてロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア軍に対して侵攻部隊を10月1日までに駆逐するよう指示したと報じられている。 ロシア軍はその期限までにウクライナ軍部隊を排除することができなかった。もっとも、それはロシア軍の努力が足りなかったわけではなかった。また、残虐さが足りなかったわけでもなかった。 ロシア海軍第155独立親衛海軍歩兵旅団を主力とするとみられるロシア軍部隊が最近、ウクライナ軍が支配する突出部の西端に対して行った反撃はたいした成果を収められなかったものの、レオニドボ村の外側でウクライナ側が占拠している元ロシア側防御拠点の近くで、ウクライナ軍のドローン(無人機)チームを制圧することはできた。 一帯にはウクライナ陸