「僕も時々、高級ブランドのハンドバッグを売るような高マージンの商売をやっていればなあと、夢見ることもありますよ」。 こう語ったのは、アマゾンCEOのジェフ・ベゾス。去る11月28、29日の2日間にわたって、ラスベガスで開催されたアマゾンのクラウドサービス、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)のユーザー・コンファレンス「Re: Invent」の壇上でのことだ。 ベゾスは、AWSはキンドルのビジネスと同じだと説明した。アマゾン製の電子書籍リーダーやタブレットであるキンドルは、ハードウェアとしての価格がかなり安い。アマゾンにとっては原価割れの価格とも言われるのだが、ユーザーがこれを手にしてコンテンツを利用すればするほど、アマゾンの収入が増えるというビジネスモデルで成り立っている。AWS もそれと同じ。つまり、個々のサービスのマージンはかなり低いが、ユーザーが利用すればするほどスケールの経済が拡大
