三井物産、鉱物資源会社BHP Billiton社(豪・英)、伊藤忠商事の3社は、世界的な鉄鉱石需給に応えるため西豪州で共同運営している鉄鉱石Joint Ventureの供給能力を、年間1億2,900トンから1億5,500万トンに拡張する。 今回の供給能力の拡張に向け、三井物産は約2,500億円(27.3億豪ドル)の投資を見込み、豪州の投資子会社を通じて172億円(1.9億豪ドル)の投資を行うという。 BHPB J/Vは、Mt. Newman、Yandi、Mining Area Cの各鉄鉱山、そして鉄道・港湾能力の拡充を段階的に行っており、現在、年間1億2,900万トン体制に向けた拡張工事を進めている。今回、3社で決定した供給能力の拡張は、Newman鉄鉱山での増産を中心として年間2,600万トンの供給能力の拡大を行うもので、2010年の生産開始を見込んでいるという。 3社が進めている鉄鉱石