注意書き:ぼくは映画批評もポストモダニズムも全くの素人です。これは完全なおふざけです。怒らないで。ちなみに映画を観てなくても楽しめると思います。逆に、映画そのものが好きでも、楽しめないかもしれません。あと基本的にネタバレです。 知り合いの家で岩井俊二の「花とアリス」を観た。 岩井作品は、大学の時に「リリィ・シュシュのすべて」を観て気に入っていたし、蒼井優はなかなか良い女優だと評価しているので、彼女のルーツを探ることも兼ねて観ることにした。「花とアリス」は蒼井優が初主演した映画でもあるのだ。 映画を見始めてまず気がつくのは、映像美だ。岩井俊二というのはキレイな映像を撮るのが上手い。ぶっちゃけこの映画は、5分から10分くらいのキレイな映像を繋ぎ合わせただけなのだが、一つ一つがとても美しいので、しょうもないストーリーにも関わらずなんとか最後まで観れてしまう。もし「花とアリス」が本だったとしたら、