ブラックボックスという言葉があるのをご存じの方も多いでしょう。 飛行機のフライトレコーダーのことではありません。ブラックボックスの「ブラック」は「外から見えない」という意味で、**「中身がどうなっているかは気にせず、箱への出入りだけを注意すればいい」**という思考を簡単化するしかけです。 私の研究分野でも、たとえば地球全体をブラックボックスとして扱って、太陽からのエネルギーと放射によるエネルギーの損失だけで地球という複雑なシステムを簡単化してしまうことをする場合があります。かなり乱暴な話ですが、大まかな話だったらこれでも十分できるのです。 佐々木正悟さんの新刊、「1日1箱仕事術」は、私たちが複雑だと思いこみがちな日常の仕事をブラックボックス化するための本です。 1日に実行できる仕事量を「箱」としてとらえて、入れることと、出すことのバランスを保ち、いつまでに空になるかの見積もりを立てていきま
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