ITProの記事によると、ネットワーク・プリンタに許可なく印刷できる攻撃手法、Cross Site Scriptingならぬ「Cross Site Printing」が発見された(ha.ckers.orgのブログ記事、発見者による説明資料[PDF])。 Cross Site Printingで細工されたウェブサイトにアクセスすると,そのパソコンを接続しているローカル・ネットワーク内のプリンタ(多くの場合ポート9100を開けて待機している)に印刷ジョブが送られ,ユーザが意図しない印刷が行われる。公開された資料を見ると、攻撃にはJavaScriptを仕込むだけで良く、単に印刷する以外にPostScriptの実行やFAX送信も出来るようだ。発見者のセキュリティ専門家Aaron Weaver氏は,今後プリンタがスパムの送信手段として悪用されるのを懸念しているとのこと。