木曽郡王滝村が所有するスキー場「おんたけ2240」の7月以降の指定管理者が決まっていない。村は3月中に、今後5年間の指定期間で管理者を募ったが、応募がなかった。2014年9月の御嶽山噴火から3季目の今季も利用者が噴火前の水準に戻らなかったことなどが背景とみられる。村は存続に向け、指定管理条件の見直しや、別の運営方法を検討し、5月中に方針を決める意向だ。 スキー場は12年5月から5年間、県内外でスキー場再生を手掛けるマックアース(兵庫県)を指定管理者とし、同社と村内の第三セクターが共同出資した「御嶽リゾート」が運営。契約期間を6月末までに延長している。従来、施設修繕費などの管理経費を5年間で1億円まで村が負担するとしていた。だが、御嶽リゾート側に「これ以上の負担があった」(村総務課)とし、3月の募集では、村が「可能な範囲内で負担する」としたが応募がなかった。 噴火後の14〜15年のシーズ