私は弱者男性だ。給料もそこまでよくないし、30歳で彼女がいたこともない。容姿も悪ければ性格も悪い。理系の大学を出て、メーカーで細々働いている。 そんな私視点から最近の増田を見る限り、弱者男性叩きは確かに酷いものがある。非モテを脱却すべく数百万円かけて自分を磨いた男性が努力が足りないと叩かれたり、定義も曖昧なまま冴えない男性像を各々が思い浮かべて暴言を吐き散らしている。 だが、そうした暴言の数々を見ていると、十数年前に2ちゃんねるやTwitterなどのネットで横行していた女性叩きと方向性が瓜二つであることに思い当たる。その頃のネットは酷いもので、女性の画像に顔何点、身体何点と皆で点数を付け合っていた。腐女子や鬼女(既婚女性)がどんなにブサイクかを言い募っていた。当時のころから、そのホモソーシャルな悪ノリに対しては薄らと嫌悪感を抱いていたものの、私は表立って反論することはしなかった。所謂「ノリ