北九州市門司区高田2のベスト電器の社宅に住む男性(52)から「手投げ弾らしいものを見つけた」と福岡県警門司署に通報があったのを受け、陸上自衛隊目達原駐屯地(佐賀県吉野ヶ里町)の不発弾処理隊は19日、対象物を回収した。 英国製の手投げ弾と判明した。 門司署や陸自によると、手投げ弾(直径約6センチ、長さ約10センチ)は、全体がさびついていたが、安全装置が付いたままだった。 男性が数か月前、家族の遺品を整理したところ、押し入れの段ボールから紙に包まれた状態で発見。偽物と思って放置していたが、交番に掲示されていた手投げ弾に関するポスターを見て、通報したという。 同署は社宅近くの市道約130メートルを一時、通行止めにした。社宅の住民ら6世帯8人も近くの市民センターへ避難した。