東京・浅草の三社祭で小型無人飛行機(ドローン)を飛ばすと示唆したとして、威力業務妨害容疑で逮捕された横浜市の無職少年(15)が、昨秋以降、支援者ら十数人から73万円相当の収入を得ていたことが警視庁への取材で29日わかった。警視庁は、少年がドローンの購入などに充てたとみている。 少年事件課によると、少年の口座に昨年10月以降、十数人から計約58万円が振り込まれていた。少年が警察官に職務質問を受ける様子などを投稿していた動画共有サイトでは、視聴者から贈られた仮想通貨をネット通販サイトのギフト券約15万円分に換えていた。このサイトでは、視聴者が配信者を応援するため、ギフト券に換えられる仮想通貨を配信者に贈ることができる。少年事件課は、こうした金の使い道を調べている。 少年は22日に逮捕され、勾留中。「ドローンを飛ばすとは言っていない」と容疑を否認しているという。