タグ

ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (5)

  • 「SHERLOCK シャーロック」ブームに思うこと

    にもファンの多い、イギリスBBC製作のドラマ「SHERLOCK」(以下、「シャーロック」)の最新シリーズを、中国にいるわたしは一足先に堪能させてもらった。中国では、2年間ファンを待たせ続けたプレミア放送が国イギリスで始まった2時間後に、BBC提供の中国語字幕付きが動画サイト「優酷 YouKu」で配信されたのだ。朝7時という時間にもかかわらず、配信から24時間のうちになんと500万回も視聴されたという。 香港紙『サウスチャイナ・モーニングポスト』は、「優酷」はその配信権の取得に1億人民元(約17億円)以上をかけたと伝えている。とはいえ、他のメディアは一切伝えていないので確証はない。ただキャメロン首相は一昨年にダライ・ラマと会談して中国にずっと無視され続けた後初めての訪中だったため、超低姿勢を貫き通し、英メディアには「土下座外交」とまで揶揄された。ネットで一度はファンからの要請をやんわり

    「SHERLOCK シャーロック」ブームに思うこと
  • 内部告発を促進する「トーア」の活用を急げ

    雑誌の『ニューヨーカー』が、内部告発を匿名で行えるネット上の投稿箱を設置した。投稿箱は「ストロングボックス」という名前で、機密情報の公開サイト「ウィキリークス」と同じく「トーア(Tor)」という幾層にも暗号化されるネットワークのしくみを利用している。ストロングボックスを利用して投稿されたドキュメントなどは、『ニューヨーカー』誌自身にも送り手がわからないため、内部告発者の身元を秘密に保つことができる。従って、当局がメディア会社にプレッシャーをかけて告発者が誰だったかを明かすよう迫っても、それができないわけだ。 ストロングボックスは、トーア・ネットワークに加えて、『ニューヨーカー』誌の出版社であるコンデナスト社のものからは隔離されたサーバー、ネット接続されていないコンピュータ、サムドライブなど、いくつものテクノロジーの層と手続きによって成り立っている。告発者は投稿すると同時にコードネームが与え

  • レイプ写真を綿々とシェアするデジタル・ネイティブ世代の闇

    ここ最近、読んでいるだけで、腹の底から怒りと吐き気がわき起こってくるような事件が続いた。いずれにも共通しているのは、「ティーンエージャー」「酒」「集団レイプ」「シェア」というキーワードである。 3つの事件は、起こった時期はまちまちだなのだが、最近になって判決が下るなどの動きが相次いだもので、その共通性には深く考えなくてはならないことがたくさん詰まっている。 3つの事件の概要は以下の通りだ。 事件① 昨年8月、オハイオ州で高校のフットボール選手2人(16歳と17歳)が、パーティーで泥酔した15歳の女子生徒をレイプ。女子生徒の裸身の写真や犯行現場のビデオがソーシャルネットワークにアップされた。最近になって、2人のフットボール選手に有罪判決が下った。 事件② 昨年9月、カリフォルニア州サンノゼ近郊で16歳の3人の男子高校生が、パーティーで泥酔した15歳の女子生徒を集団レイプ。その後、犯行現場の写

    レイプ写真を綿々とシェアするデジタル・ネイティブ世代の闇
  • スマホが人間をダメにする

    インターネット時代、スマートフォン時代になって、我々はいつの間にか、以前にはなかったような無礼ではしたない振る舞いをするようになった。 その1つがいわゆる「ショールーミング」、小売店をショールームのように利用することだ。店では商品を見るだけで、実際の購入は自宅のパソコンなどからショッピングサイトにアクセスして行う。 もちろん、これは今に始まったことではないのだが、問題はそのやりかたが昨今どんどん露骨になってきたということだ。 アマゾン・ドットコムがインターネットでを売り始めた当初から、の中身は店頭の立ち読みで確かめ、注文は家に帰ってアマゾンでする、という人はいた。だがその頃は、「屋さんに悪いな」という気持ちが少しは働いていた。それでもアマゾンで買ったのは、安いアマゾン価格を前にして背に腹は代えられなかったからだ。 ところが今は、この「クリック購入」を屋の中でもスマホを使ってやるよう

    stella_nf
    stella_nf 2013/02/05
    「実店舗で確認してネットで買う」のを「ショールーミング(showrooming)って言うのね。予約ドタキャンというと、日本では実店舗で「店舗別予約特典欲しさに多数予約してあとでキャンセル」という話を聞いたのでスマホ
  • フェイスブックから利用者を「解放」するアンチFBサイトって?

    先日、高校を卒業したばかりの知り合いの女子がこう宣言した。「フェイスブックは、もう辞めた!」 アメリカのティーンエージャーにとって、フェイスブックなしの生活などあり得ないはずなのだが、これからは「前フェイスブック時代」のように、インスタント・メッセージでひとりひとりの友達といちいち連絡を取り合う生活に戻るのだという。 彼女がフェイスブックを辞めた理由は、「友達」みんなとのやりとりがこれでもかと込み入ってきて、面倒くさくなったからだという。そんなことに時間と神経を費やすことにうんざりしたらしい。彼女たちが住んでいるのは、仲間がフェイスブックで情報を共有して、みなが一斉に同期化しているような環境だから、そこから一人抜け出すのはさぞ勇気が要ったと思うのだが、一方でせいせいしたことも確かだろう。 別の成人男性は、「友達」リクエストに気楽に「イエス」と応えているうちに、よく知らない人や好きでもない人

    フェイスブックから利用者を「解放」するアンチFBサイトって?
    stella_nf
    stella_nf 2012/02/18
    アメリカでも「SNS疲れ」ってあるんだな
  • 1