2012年9月、ウィルコムは全ての通信を自社IP網に収容するプロジェクトを達成した。今後のサービス拡大とコスト削減に多いに寄与するだろう。エンジニアたちを奮い立たせたITXプロジェクトの10年をたどる。 「2011年3月11日、東日本大震災の直後、ウィルコムのPHSはPHS同士ならもちろん、他社の固定電話ともすいすいつながりました。ほかの携帯はつながらなかったので、会社の連中に貸したら大人気でした」 これは2011年の3月、とある価格比較サイトに書き込まれたクチコミの一部だ。 「加入者が少ないからつながるんじゃないか」というスレ主の推測に、「そうじゃない。マイクロセル方式という携帯電話とは違う方式で基地局を展開しているからだ」という事情通のコメントが続く。マイクロセル方式は、携帯電話に比べて同じ面積当たりの基地局数が多いことからトラヒックが分散され、1つの基地局に対する負担が低い。そのため
旅のお供に最適なイエデンワ 前回の記事から長く時間が経過してしまったが(関連記事)、今回はイエデンワの正しい使い方を伝授したい。イエデンワ本体の詳細については、前回の記事を読んでほしい。カンタンにいうとイエデンワは、固定電話型PHSで、ACアダプターだけでなく、単三電池4本による長時間駆動も実現しているため、ケータイ(フィーチャーフォン)やスマホと同様に持ち歩くこともできるし、配線不要なので、東京都三鷹市のように緊急時の連絡手段として導入している例もある……というPHS端末だ。 また、ウィルコムも災害によって他の通信手段が使いにくくなった場合は、全国554ヵ所のウィルコムプラザに設置されているイエデンワを開放すると発表している。 ちなみに、TwitterなどのSNSではイエデンワとともに旅をする写真が散見されるばかりか「#旅するイエデンワ」なるハッシュタグも存在する。北九州にはイエデンワサ
ウィルコムは3月6日、乾電池で駆動する防災用の法人向けPHS「防災だフォン TWX01NX-DE」を発表した。4月18日に発売する。 防災だフォンは、ネットインデックス製のPHS端末「WX01NX」を乾電池で駆動するようにした端末。普段はほかの災害用品と一緒に備蓄しておき、緊急時の連絡にのみ使うことを想定している。 ひと目で防災用品と分かる製品パッケージには、端末本体とシリコンジャケットのほか、電源の単四乾電池3本が付属。使用時には専用の電池ボックスを取り付け、さらにオレンジのシリコンカバーを装着する。通常のバッテリーや充電機などは付属しない。単四形アルカリ乾電池3本で、350時間の連続待受約と約3.5時間の連続通話が行える。 災害時の一時的な連絡手段――という製品のコンセプトに合わせ、料金プランには専用の「防災だフォン一括販売プラン」を提供する。このプランは、1台3万5800円で端末を購
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