何が驚いたかって、溶接不備と剛性不足のダブルコンボが事実だったことである。 その詳細については「のぞみの台車亀裂の件について、もうちょっとだけ詳しく調べてみた」を見てほしい。 のぞみの台車に使われる鋼板は7mm以上と定められ、通常はそれを用いれば亀裂が発生しても次の検査までに間に合う予定だった。 だが亀裂が発生した部分の鋼板は4.7mm~5.2mmしかないという。 剛性低下度合いで言えば30%を余裕で越える。 計算はしていないが亀裂発生から3000km以内での破断は十分ありえる範囲内である。 結局、筆者の予測通りの結果となってしまったということだ。 神戸新聞ではかなり詳しい事情が書かれていたが、溶接時に台車部分の部品を接合する際に「きちんとハマらなくて削った」という。 そんなのありえていいのか? 車のDIYと同じ感覚で台車を製造したというが、危険性認識に乏しすぎて怖すぎる話である。 つまり