FC東京の日本代表MF石川直宏(28)が19日、埼玉県内の病院で検査を受け、左膝前十字靱帯不全損傷と診断されたと発表した。治療には長期の療養が必要とみられ、今シーズンの復帰は絶望となった。全治等は不明で今後は必要に応じて追加検査を行い、28日には内視鏡による検査を予定している。 石川は17日のJ1第29節の柏戦(味の素スタジアム)で3−0の後半24分、ゴール前へ駆け上がった石川は、柏のDF大谷を飛び上がってかわすと右足でループ弾。得点ランクトップに並ぶ、3戦連発の今季15ゴール目を挙げた。 しかし、不安定に着地した左足の上に、大谷が倒れ込んでしまい、地面を手で叩いて悶絶(もんぜつ)し、担架で運ばれそのまま試合から退いていた。 石川は05年9月にも試合中、右ひざの前十字靭帯と半月板損傷で全治8カ月の大けがを負っている。選手生命の危機を乗り越え、5年半ぶりの日本代表ピッチに復帰したばかりだけに