コミュニケーションに関する悩みを抱えている人は多い。「困難から逃げてはいけない」「苦手を克服しなければ」──そう考えて、なんとかコミュ力を高めようと躍起になっている人もいるだろう。 人材サービスを手がけるキャスターの取締役・石倉秀明氏の著書『コミュ力なんていらない 人間関係がラクになる空気を読まない仕事術』は、そうした価値観に対するカウンターだ。自ら「コミュ障」だと公言する石倉氏が、苦手なことを逃げながら成果を出すためにどのようなことを実践してきたのかが綴られている。 今回は、そんな石倉氏と、旧知の仲であり、Jリーグ栃木SC取締役/マーケティング戦略部長を務める江藤美帆氏(通称:えとみほ)との対談をお届けする。2人とも「コミュニケーションが苦手」でありながら、どのようにその苦手と付き合い、会社や組織を率いて結果を出してきたのか。語り合ってもらった。 「邪魔をしない」というマネジメント ──