テレビ報道の現場に、安倍政権への「忖度」が広がっている(※イメージ)この記事の写真をすべて見る 政治とメディアの緊張関係が崩れている。 政府や自民党が、テレビ番組の制作現場に「公平性」を求めて横やりを入れているのだ。 電波停止という「脅し」が利いているためか、テレビ局は反発するどころか萎縮する。 国民の知る権利が危機にある。 2014年11月下旬、東京都内のある民放キー局。報道番組の放送開始まで10分を切ったスタッフルームに、緊張が走った。原稿を手に飛び込んできた政治部記者が指示を出す。 「この音を削れ」 困惑するディレクター。オンエアまで残された時間はわずかだ。プロデューサーなどの制作責任者の判断を仰ぐ時間はなく、従うしかなかった。 この年、11月21日に衆議院が解散され、総選挙がスタートしていた。削られた「音」は、街頭インタビューした街の声、数人分の映像だった。番組関係者によると、いず
ツイート 2016.07.08 対談日:2016年2月5日@太田出版 text:磯部涼 photo:江森康之 editorial:北尾修一 上野 今朝(2月5日)の朝日新聞に、瀬戸内寂聴さんとSEALDsの女性3人の対談が載っていましたね( http://www.asahi.com/articles/ASJ1V4DBHJ1VUPQJ002.html )――あの3人とはお友達? 福田 そうです。 上野 で、その見出しが、寂聴さんの発言からとった「青春は恋と革命だ!」だったんだけど、「そんなこと言われてもなぁ」って思っちゃったのね。だから、あの記事を和香子さんたちがどう読んだのかをまず聞きたいと思って。 〝革命〟って、60年代は人を動員出来るマジックワードだったのが、その後、死語になったの。なぜかっていうと、革命というのは「命を革(あらた)める」と書いて、天命をひっくり返すような、社会のOSを
2016年に入り、「保守」にこれまでにない注目が集まっている。中心となっているのは、現政権に近く「最大の保守団体」とされる日本会議。火付け役となったのは、菅野完氏のウェブ連載「草の根保守の蠢動」(HARBOR BUSSINESS ONLINE)だ。この連載は現在、新書化(『日本会議の研究』扶桑社新書、2016)され、品切れが相次ぐ話題作となっている。 菅野氏の連載によって、運動体としての日本会議の特徴や、宗教界との関係、その来歴――特に、「生長の家」創設者・谷口雅春の国家観を受け継ぐ一派によって主導されていることなど――が広く知られるところとなった。3月には朝日新聞が、日本会議のこのような背景について3回にわたって特集を組む(「日本会議研究 憲法編 上・中・下」2016年3月23日-25日付)など、政権をとりまく「保守」団体への注目が、日増しに高まっている。 日本会議への注目のほかにも、こ
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