Rough Trade / 1988 1985年のある晩、The Cocteau Twinsが珍しくテレビに出演した。橙色の輝きに包まれながら、その年に発表された『Tiny Dynamine EP』に収録された “Pink Orange Red” を演奏していた彼らはどこか別の世界の住人のようなオーラを放出していた。その演奏のさなか、アレックス・アユリとルディ・タンバラはロンドンでそれぞれテレビの前にかじりついていた。そのセクションが終わると、この演奏にやられてしまったこの親しい友人2人はすぐさまお互いに電話をかけた。2人はこの音楽に夢中になった。特にロビン・ガーシーの旋回するようなギターと、ドラマーの代わりにテープ・マシンを使っていることについて。しかしこの二人が最も刺激されていたのは、The Cocteau Twinsが何を象徴しているかということについてだった:それは、際限ない創作の