第165回芥川・直木賞の贈呈式が27日、都内で行われた。芥川賞を受賞した「貝に続く場所にて」(群像6月号)の石沢麻依さん、「彼岸花が咲く島」(文學界3月号)の李琴峰さん、直木賞を受賞した「テスカトリポカ」(KADOKAWA)の佐藤究さん、「星落ちて、なお」(文藝春秋)の澤田瞳子さんにそれぞれ、正賞の時計と副賞の賞金100万円が贈呈された。 李さんは、受賞が報じられた後、「おびただしい数の暴言やひぼう中傷。ヘイトスピーチが私のところへ飛んできました」と明かした。「反日は出て行け」などの言葉があったという。 贈呈式の壇上で李さんは、「言うまでもありませんが、自分が生まれ育った台湾、自分の意思で移り住んだ日本、どれも私にとって大事な場所です。私を育んできた日本と台湾の言語と文化。間違いなく私の文学の血肉となっています」と改めて述べた。 石沢さんはドイツ在住のため、新型コロナウイルスの感染状況を考
名古屋出入国在留管理局(名古屋市)に収容されていたスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が今年3月に死亡した問題で、出入国在留管理庁は10日、医療体制や情報共有、職員への教育が不十分だったとする最終報告書を発表した。「危機意識に欠け、組織として事態を正確に把握できていなかった」とし、同日、当時の名古屋入管局長と次長を訓告、警備監理官ら2人を厳重注意の処分にした。 上川陽子法相は記者会見で「生命を預かる収容施設で尊い命が失われたことに心からおわび申し上げる。送還することに過度にとらわれるあまり、人を扱っているという意識がおろそかになっていた」と述べた。
スリランカ人女性死亡事件に見る「入管の闇」の深さ【コメントライナー】 2021年08月29日09時00分 死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・・サンダマリさんの映像を確認後、取材に応じる妹ワヨミさん(右)ら。遺族側は「動物のように扱っていた」と批判した=2021年8月12日、東京都千代田区【時事通信社】 死に瀕した人間を助けるどころか、からかう。この冷酷さは何だろう。名古屋出入国在留管理局に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが3月6日に死亡した事件。出入国在留管理庁は「最終報告書」を公表した。同時に入管局長ら4人を訓戒と厳重注意処分にし、幕を引こうとうしている。(文 時事総合研究所客員研究員・北原 斗紀彦) ◆「フレンドリーな軽口」と弁解 昨年8月、名古屋入管に収容されたサンダマリさんは、今年1月中旬から急速に健康状態が悪化。食事が満足にできない状態になり、2月15日
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