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ブックマーク / www.arban-mag.com (25)

  • 戦争が生んだ「Vディスク」という宝箱(前編)【ヒップの誕生 】Vol.1 | ARBAN

    かつて日でもっとも「ヒップ」なユースカルチャーだったジャズ。そのジャズ文化が戦後いちはやく花開いた場所が横浜だった。横浜のジャズ文化を掘り起こすことは、日のジャズ文化を捉え直すことにほかならない。横浜のジャズの歴史や、この地でジャズを育てジャズに育てられた人たちの歩みをたどる新連載。その第1回は、戦中から戦後にかけてジャズの貴重な演奏を記録した「Vディスク」にスポットを当てる。 米軍が兵士に配布した「官製レコード」 盤面に針を落とすと、ザーというノイズのあとに、マーチのリズムを刻むホーンの音と軽快なイントロが聴こえてくる。続いて流れてきたのは、あの馴染みのメロディだ。曲は「セント・ルイス・ブルース」。ノイズは激しいが、音は比較的クリアである。 ラベルには「418th  AAFTC Band under the direction of Captain Glenn Miller」とある。

    戦争が生んだ「Vディスク」という宝箱(前編)【ヒップの誕生 】Vol.1 | ARBAN
  • サン・ラ「幻の未発表作」がストリーミングで配信開始 | ARBAN

    1973年に制作されたサン・ラの未発表アルバム『Crystal Spears』が、1月4日より各種音楽ストリーミング・サイトで配信スタート。 作は、サン・ラ・アーケストラによって1973年にニューヨークでレコーディングされた4曲入りのアルバム。当初は1975年にリリースを予定していたが、発売元の「ABC/インパルス」によって却下。却下の理由は、当時のABC理事会が同作を“ジャズとして”理解できなかったのだという。 その後サン・ラの自主レーベル「Saturn」からの発売も試みられたが、リリースには至らずお蔵入りになってしまった。 なお作は、昨年11月に開催された秋のレコード・ストア・デイ「Record Store Day Black Friday」で、限定アナログ盤としても発売されている。 「Record Store Day Black Friday」が米国で開催!限定商品リストも発表

    サン・ラ「幻の未発表作」がストリーミングで配信開始 | ARBAN
  • 【大西順子】ベテランピアニストが“真っ白な状態”で挑んだ復帰作 | ARBAN

    投稿日 : 2016.07.22 更新日 : 2019.02.22 【大西順子】ベテランピアニストが“真っ白な状態”で挑んだ復帰作 ジャズ・ピアニストとして抜きん出た作品を創っていた大西順子の突然の引退、そして復活。このたび、6年ぶりのニューアルバムを出した。ジャズあり、ラップあり、ビッグバンドありのバラエティーに富んだ秀作だ。まずは、気になる“引退宣言から復帰”までの経緯を訊いた。 「日野(皓正)さんという大先輩の大きな助言もあり戻ってきました。それが昨年の『東京JAZZ』への出演だったわけです」 ——活動の再開には、日野さんが影響していたのですね。では、最新作をプロデュースした菊地さんとは? 「引退前からいろいろお話する機会ができた菊地さんとは交流を続けていました。もはや演奏家ではない、ピアノを弾かない私ですが何か面白いことをやりましょう、という私につきあって、新宿ピットインの昼の部で

    【大西順子】ベテランピアニストが“真っ白な状態”で挑んだ復帰作 | ARBAN
    stonedlove
    stonedlove 2016/12/21
    アルバム『Tea Times』リリース時のインタビュー。Mベースやアート・テイタムの話がすごくおもしろい。
  • ―循環するジャズ #01 | ARBAN

    これから連載を始める「循環するジャズ」という当コラムは、ジャズの新作をきっかけに、ジャズという音楽来持っている自由なパースペクティブを振り返ってみようというものだ。過去のジャズに対しても、既存のジャンル分けや聴き方(聴かれ方)から離れて、新たに耳を傾けてみるきっかけにもなればと思う。 タイヨンダイ・ブラグストン(Tyondai Braxton)の『HIVE1』と、DCPRG改めdCprGの『Franz Kafka’s South Amerika』、先頃リリースされたばかりのこの二枚のアルバムを聴いていて、ジャズと、そしてそのジャズが発展させたファンクについて考えることがあった、というのが今回のお題である。 左がタイヨンダイ・ブラクストン『HIVE1』  右がdCprG『Franz Kafka’s South Amerika』 『HIVE1』は、現代音楽にも精通していたフリー・ジャズのサ

    ―循環するジャズ #01 | ARBAN
  • ―循環するジャズ #02 | ARBAN

    1956年にシカゴで生まれたサックス奏者のスティーヴ・コールマンが、長年トレードマークのようにベースボールキャップを後ろかぶりにしてステージに立っている理由は分からない。カサンドラ・ウィルソンからヴィジェイ・アイヤーまでを輩出したと言っていいコールマンのキャリアへの高い評価は揺るぎないものがあるが、エスタブリッシュメントされたジャズには背を向けるかのようにキャップを被りパーカーを着た姿を変えようとはしないのは、いまもってヒップホップやストリート・カルチャーに少なからずシンパシーを抱いている証なのであろうか。前回のコラムで彼やグレッグ・オズビーらが進めたM・ベース(M-Base)に少し触れたが、今回は「ジャズを通過したファンク」の続きとして、スティーヴ・コールマンの活動を振り返ってみることにする。ちょうど、スティーヴ・コールマンの素晴らしい新譜『Synovial Joints』もリリースされ

    ―循環するジャズ #02 | ARBAN