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ブックマーク / morihiro.hatenablog.com (11)

  • SIとT・J、そしてマルコム - 蒼猴軒日録β

    来年9月にT・J・クラーク来日とのツイートを読んだ。 The Painting of Modern Life: Paris in the Art of Manet and His Followers 作者: T. J. Clark出版社/メーカー: Princeton Univ Pr発売日: 1999/10/18メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (2件) を見る 言わずと知れたマルクス主義美術史の第一人者で、かつてのニュー・アート・ヒストリーの牽引者のひとり。上記は、コロンビアの19世紀フランス美術史のゼミで読んだ。 数年前、どういう機会だかは忘れたが、彼がシチュアシオニスト・インターナショナル(以下、SI)に関わっていたということを知った。それに関して、以前ツイートした(佐藤守弘(@bmonkey1966)/2010年04月09日 - Twilog)ことを思い出したので、ち

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  • 「写真と仏像」 - 蒼猴軒日録β

    もう一、拙論が公刊されています。 佐藤守弘「写真と仏像――〈仏〉の美-化と商品化」『文化学年報』第62輯、同志社大学文化学会、354-364、2013年3月 はじめに/1.仏像写真の系譜/2.仏像写真と美術史/3.仏像写真と奈良観光/終わりに 『文化学年報』は、同志社大学文化学会の紀要で、今号は太田孝彦先生の退職記念号です。1997年に同志社の美学芸術学の博士後期課程に入って以来、岸文和先生との共同ゼミで、徹底的に指導して頂きました。感謝の気持ちを込めて、「美術史」の問題に関わる論文を投稿しました(変な角度からですが)。 1922年から現在も続く奈良の写真館/出版社、飛鳥園の創業者、小川晴暘(1894-1960)が撮影した仏像写真の分析を中心とした論攷で、写真というメディアの登場とともに、来は信仰の対象であった仏像が、一方では美術史という視覚文化によって「美」的なものとなり、同時に観光

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  • Y・アーネスト・サトウ写真展 - 蒼猴軒日録β

    亡父Y・アーネスト・サトウの写真展が、東京、竹芝のGallery 916にて行われます。写真家、上田義彦氏のギャラリーで、氏のセレクションによる展示です。 Light and Shadow - Y.Ernest Satow | Gallery 916 生前、日では展示をほとんど行わなかったサトウですが、没後、1998年の草月美術館、2000年の美術館「えき」KYOTO+砺波市美術館と2回の回顧展が行われました。今回は12年振りの開催になります。 これまでに展示された代表作だけではなく、今回は政治家や俳優などのポートレートも出品されます。 会期:1月25日(金)〜2月28日(木) 火〜金曜日:11:00-20:00 土曜、祝日:11:00-18:30 日・月曜日:休廊 入場料無料 併せて図録も刊行されるようです。

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  • 「今週の一曲」コーナー - 蒼猴軒日録β

    今年度の芸術学(前期・後期)の講義では、冒頭に「今週の一曲」というコーナーを設けていた。大人数の講義で講義はじめは学生もぱらぱらと来るし、コメントカードをTAが配るのにも時間がかかるので、その時間を利用して、好きな音楽を掛けていた。とはいえ、やっぱり講義の時間を使っているので、キョーイク的にその曲の構造とか社会的コンテクストとかは一応絡めて。どんな感じで構成していたかは以下の講義情報を参照あれ。前期は毎週。後期はたまに。 前期:11芸術学1A/芸術学I 後期:11芸術学2 コメントカードを見るかぎり、概ね好評だった。ほとんど音楽を聴いていない学生や、あるいは日の最近の曲しか聴いていない学生が多かったので、あまりキツイ曲は掛けられない(ザ・ポップ・グループとかね)とか、なんらかのかたちで「語れる」曲でなければいけない(「この曲好きやねん」という訳にもいかんでしょ、やっぱ)とか、いろいろ制約

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    stonedlove
    stonedlove 2012/01/26
    受けてみたい授業!
  • 「都市下層民という〈異民族〉――ジョン・トムソンとロンドンの路上生活の記録」 - 蒼猴軒日録β

    名古屋を中心に発行されている芸術批評誌『REAR』(芸術批評誌 REAR)に短い論考を書きました。 佐藤守弘「都市下層民という〈異民族〉――ジョン・トムソンとロンドンの路上生活の記録」、『REAR』26号(特集:写真のドキュメンタリズム)、リア制作室、2011年8月、48-51ページ。 「写真のドキュメンタリズム」という特集で、倉石信乃さん、飯沢耕太郎さん、土屋誠一さん、日高優さん、中村史子さん、甲斐義明さんなども寄稿されています。東松照明・中平卓馬・倉石信乃・竹葉丈という豪華な「鼎談」(4人でも「鼎」なのかな?)も掲載。さらにイヴ=アラン・ボアの翻訳も。 僕が扱ったのは、19世紀の旅行写真師ジョン・トムソン(清代中国で撮った写真が有名)が、イギリス帰国後、ロンドンの路上の下層民を撮影したものです。その写真集『ロンドンの路上生活』は、以下のタイトルで復刻されています。 John Thoms

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  • バズカフェ・セットリスト - 蒼猴軒日録β

    (有)安田電子芸能(京都精華大学人文学部安田昌弘ゼミ)主催、バズカフェVol. 1(http://d.hatena.ne.jp/morohiro_s/20110601)で、20年ぶりに回してきましたよ(いやコンピュータDJだから何も回ってはいない。しかもMacBook Airだからハード・ディスクさえ回ってはいない)。 はじめは考えていた順番通りにかけていたけれど、途中から慣れてきて気分で色々選んだので、はっきり覚えていないけど、記憶が新たなうちにセット・リスト、挙げておきます。多分こんな感じ。短めの曲が多かったから、結構な曲数でびっくり。 ゆるめのソウル/ファンクを中心にレゲエやグラウンド・ビート/ゴー=ゴーなども織りまぜて。比較的最近の曲も入っています。一部を除いて、大体BPM90くらいのテンポ。個人的には大ネタばっかで、ベタに思えるけど、聴いている人達にとってはどうだっただろう。 G

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  • ウッドストックのスライ - 蒼猴軒日録β

    こんなCDが出ていたこと知らなかった。 Sly & Family Stone: The Woodstock Experience アーティスト: Sly Stone出版社/メーカー: Sony Legacy発売日: 2009/07/10メディア: CD購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (5件) を見る 注文して今日届いた。2枚組で、一枚目は『スタンド!』だった。持ってるっちゅうの。でもポスターが付いていたから許す。研究室に貼ろう。 それはそれとして、聴き始めてみるともう一曲目の「マ・レイディ」からいきなり頂点に達しているやないの。凄い。みんな「コカ・コーラ」しっかり入れてきたのかな。 スタジオ録音よりも、リズムが強調されている。とくにドラムス。なのでスライ&ザ・ファミリー・ストーンの洗練された側面だけではなく、力強く荒い側面が強調されているような気がする。ハイ・スピードで

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  • 『ウィー・アー・ザ・モッズ』 - 蒼猴軒日録β

    最近手に入れたモッド文化の研究書。よく見ると、去年出たばかりのだった。副題に「トランスナショナル」と謳われているだけあって、イギリスに留まらず、ドイツアメリカ、そして日におけるモッド文化を分析したなかなか興味深いである。とりあえずは目次のざっくりした訳を。 We Are the Mods: A Transnational History of a Youth Subculture (Mediated Youth) 作者: Christine Jacqueline Feldman出版社/メーカー: Peter Lang Pub Inc発売日: 2009/08/01メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る クリスティーン・ジャクリーン・フェルドマン『「ウィー・アー・ザ・モッズ」--ある若者サブカルチャーの国境を超えた歴史』 序:「ウィー・アー・

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    stonedlove
    stonedlove 2010/04/01
    日本のモッズに関する記述もあるらしい。気になる。
  • 諸言語を発音してくれるサイト - 蒼猴軒日録β

    外国語を日語のカタカナで表記するってのは、なかなか難しく、出来るだけ現地の発音に近く、とはいえ日語表記の限界もあり、さらに慣用などもあってややこしいのだけど、FIGURALIAにForvo: the pronunciation dictionary. All the words in the world pronounced by native speakersという便利なサイトが紹介されていた。これは使えそう。ただ名前などは必ずしも登録されているとは限らない。翻訳の時、これが問題となるのに。スウェーデン人の名前とか…… ちなみに「ブルース/ブルーズ」問題をすっきりさせるために発音させてみた。 How to pronounce blues in English - Definition and synonyms of blues in English 3通りの発音があり、一番上は、あき

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    stonedlove
    stonedlove 2010/02/12
    「ブルース/ブルーズ」問題
  • バッド・ブレインズ - 蒼猴軒日録β

    バッド・ブレインズのベスト盤を聞いている。 Banned in Dc: Bad Brains Greatest Riffs アーティスト: Bad Brains出版社/メーカー: Caroline発売日: 2003/06/26メディア: CDこの商品を含むブログ (3件) を見るワシントンDC出身のこのバンド、活動開始が79年だからニューヨーク・アンダーグラウンドにおける「パンク」ではなく、一度イギリスのパンクを経由したUSパンク・シーンが80年代初頭に出来上がっていくなかでは、デッド・ケネディーズやブラック・フラッグなどと並んで、ハシリであったといえるだろう。でも「元祖USハードコア」として、語られることは少なかったと思う。「伝説的」ではあるのだが、言説の中では扱いにくい。なぜならば、それ以上の「特徴」が目立ちすぎていたから。つまり、パンクに出逢うまではフュージョンをやっていたとかで、そ

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  • 2009-05-10

    はめ込み合成画像のよう。駐車場のブロック塀が、実際に自販機の大きさに切り抜かれ、はめ込まれているのだが。 最近立て続けにヤンキー文化論が出版されている。 ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち 作者: 速水健朗出版社/メーカー: 原書房発売日: 2008/06/09メディア: 単行購入: 25人 クリック: 781回この商品を含むブログ (213件) を見るヤンキー文化論序説 作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/03/03メディア: 単行購入: 13人 クリック: 174回この商品を含むブログ (79件) を見るヤンキー進化論 (光文社新書) 作者: 難波功士出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/04/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (57件) を見る とりあえずはこの三冊を押さえておけば、

    2009-05-10
    stonedlove
    stonedlove 2009/05/11
    ヤンキー文化論
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