ライフ・レッスン E・キューブラー・ロス 角川書店 【1.E・キューブラー・ロス博士について】 【2.怒りと心の解放】 【3.人生の終わりと学び】 【4.ロス博士の最後のレッスン】 【1.E・キューブラー・ロス博士について】 エリザベス・キューブラー・ロス博士(1926年-2004年)はアメリカの精神科医です。 1960年代、アメリカの病院でも“死”とは医療者の敗北であり、医者たちにとって“死”はタブー視され、まもなく死をむかえる人々は避けられていました。 E・キューブラー・ロス博士は、1963年、コロラド大学で精神科の助手をしていた時、教授の授業が休講になるのでその穴埋めに授業を頼まれました。 その時、授業のテーマを“死”と決め、死の迫っている患者さんを教室につれてきて話しを聞くことをはじめたのでした。 末期患者へのインタビューは後にうつられたシカゴ大学でも続けられました。 これは後に「