日本維新の会は27日の執行役員会で、橋下徹共同代表(大阪市長)の続投を決めた。橋下氏は代表辞任の意向を表明したが、石原慎太郎共同代表らの強い慰留で最終的に翻意した。21日の参院選から1週間。自民党大勝で動揺する野党の騒ぎはとりあえず収束に向かうが、各党とも「爆弾」を抱えながらの再出発になりそうだ。 参院選特集ページはこちら 27日午後、東京・赤坂の維新国会議員団本部。参院選後、初めて開かれる執行役員会には橋下氏、石原氏、松井一郎幹事長ら党幹部が顔をそろえた。 参院選や国会スケジュールの報告などで約1時間が過ぎたころ、大阪府知事の松井氏が「大阪での課題が山積している。役を離れたい」と幹事長辞任を切り出した。続いて橋下氏も来年秋に大阪都構想の是非を問う住民投票が控えているとして「そちらに集中したい」と辞意を表明した。 これに対し、石原氏が「代表を降りたらマイナスだ。何でもかんでもやる方が