インターネット掲示板に下着の購入を呼びかける書き込みをしたとして、福島県警が「サイバー補導」と呼ばれる手法で、県内の女子高生を補導していたことが4日、分かった。 県警は10月にサイバー補導を導入し、今回初めて適用した。県警少年課は「下着販売が児童買春につながる恐れもある。今後も取り組みを強化したい」としている。 サイバー補導は、ネット上に不適切な書き込みをした未成年者を警察官の身分を明かさずに呼び出し、補導する手法だ。スマートフォンの普及に伴い、「出会い系掲示板」やコミュニティーサイトを使って買春を誘うなどの犯罪が全国で後を絶たないため、監視・摘発目的で考案された。 県警関係者によると、今回補導した事案では、ネット上の特定の単語を抽出する仕組みを利用した。担当の警察官が、ネット掲示板に「下着を販売する」という趣旨の書き込みがあるのを発見。ネット上の住所であるIPアドレスから、県内の女子高生