死者・行方不明者約300人を出した旅客船「セウォル号」沈没に続き、240人以上が負傷した地下鉄追突事故は、韓国社会に多大なショックを与えた。一部乗務員が犯した「人災」というよりむしろ、社会にはびこる安全意識の麻痺(まひ)が背景にあるとみたからだ。「過敏過ぎる」と侮ってきた日本の安全意識の高さに見習えとの声も出てきたが、交通機関への信頼など、韓国が失ったものは計り知れない。(桜井紀雄)「セウォル号の二の舞」乗客が即座に取った行動は ソウル市の地下鉄2号線・上往十里(サンワンシムニ)駅で2日、列車が追突した直後、パニックに陥った乗客らが真っ先に取った行動は、自ら手動でドアを開け、車内から脱出したことだった。 「セウォル号沈没が頭をよぎった」と韓国メディアに話す乗客も多く、「セウォル号事故は、指示通りじっとしていて皆死んだんだ」と叫んだ男性もいたという。 セウォル号沈没では、「その場にとどまって
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