牛丼チェーンのすき家は「牛すき鍋定食」の販売を再開する方向のようだ。ゼンショーから正式発表はされていないが、すでに一部店舗では先行販売の形でメニューに導入されている。 このメニューは従業員の負担が大きく、ボイコットを引き起こす一因となった。ネット上には、早くも従業員の悲鳴が上がっている。 「鍋の乱はじまってます」 「牛すき鍋定食」は、ライバル吉野家が販売した「牛すき鍋膳」を追いかける形で2014年1月に販売が開始された。しかし、仕込みや調理など作業が多く、昼食などピーク時には店内で混乱を起こす原因になった。一部のアルバイトはわざと休むなどしてシフトに穴を空け、「鍋の乱」と言われるボイコットを呼びかける事態にまで発展した。 ワンオペ(一人勤務)騒動で労働環境改善のため立ち上げられた第3者委員会の報告でも、「クルーや現場社員のサービス残業・長時間労働が増加し、現場は疲弊した」と指摘を受けた。