IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長は、来年の開催に向けて準備を進めている東京オリンピックについて「無観客は明らかに望んでいないことだ。解決策を探っている」と述べ、無観客での開催に否定的な考えを明確に示しました。 また新型コロナウイルスの感染拡大の影響でIOCは、2022年にセネガルのダカールで開催予定だった夏のユースオリンピックを4年後の2026年に延期することになりました。 それによりますと、バッハ会長は、来年の開催に向けて準備を進めている東京オリンピックについて「大会組織委員会とIOCは開催に全力を傾けている。作業は順調に進んでいる」と述べ予定どおりの開催を強調しました。 そのうえで感染状況を踏まえて無観客での開催の可能性については「さまざまなシナリオを準備しているが無観客は明らかに望んでいないことだ。解決策を探っている」と述べ、無観客での開催に否定的な考えを明確に示しました。