【10月15日 CGTN Japanese】中国科学院の研究チームはこのほど、中国東部の山東省(Shandong)東営市(Dongying)の試験田で栽培した耐塩耐アルカリ性大豆の新品種「科豆35」を収穫しました。1ヘクタール当たりの収穫量は4.5トン以上で、従来品種の平均である2.7トンを大きく上回りました。 「科豆35」の耐塩耐アルカリ性と多収性が検証されたことで、研究チームが大豆の分子育種技術によって、塩性土壌とアルカリ性土壌の総合利用で画期的な成果を収めたことが示されました。 中国には現在、約3300万ヘクタールの塩性土壌とアルカリ性土壌があり、うち将来的に農業への利用が期待できる面積は約1200ヘクタールです。同研究チームは2017年から、高塩分濃度・高アルカリ地域の土地資源の有効利用の加速や大豆の対外依存の緩和を目指して、山東省東営市にある塩分濃度が0.35%から0.6%の土壌