松田直樹が松本山雅FCに残したもの 2011年8月2日、9時58分、梓川ふるさと公園で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となった松田直樹。短い期間ではあったが、彼は松本山雅FCに何を残したのだろうか? チームを支える関係者に話を聞いた。 2013年08月04日(日)11時12分配信 text by 宇都宮徹壱 photo Tetsuichi Utsunomiya タグ: 宇都宮徹壱 【サッカー批評issue52】掲載 ※2011年9月発売号 8月2日、午前9時58分 その日――2011年8月2日、松本市の天候は曇り。最高気温28・2度、最低気温20・5度、湿度72%。風は北西にゆるく流れていた。取り立てて何でもない火曜日の午前9時30分ごろ、梓川ふるさと公園にて、松本山雅FCの練習がスタートする。いつも使用しているグラウンドが、夏休みで予約できなかったため、この日は松本市の中心から車で30分ほど離