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2022年1月17日のブックマーク (1件)

  • 『カムカムエヴリバディ』は数々の“再演”が形作る るいを導く安子たちから受け継いだもの

    煌く海の水面の先にアメリカを見ながら、るい(深津絵里)とジョー(オダギリジョー)が「On the Sunny Side of the Street」を歌っている。るいの両親、安子(上白石萌音)と稔(松村北斗)にとって大切な曲であり、るいの幸せを祈る名付けの由来ともなった曲。その曲が今度はるいとジョーを結びつける。 女性三代、100年のファミリーストーリーを描く『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)では、こうした「再演」がたびたび見受けられる。運命のいたずらによって断絶を迎えてしまった安子とるい。しかし2人のヒロインの知らないところで、大小様々な「畳句」が物語を彩っている。そしてそれを視聴者だけが知っている。 たとえば、「店番をするヒロインが客としてやってくる男性と出会う」というシチュエーション、時代劇映画、前掛けに紅い鼻緒の下駄姿、店の配達で少し近づく「あの人」との距離、夏祭りで高まる恋心

    『カムカムエヴリバディ』は数々の“再演”が形作る るいを導く安子たちから受け継いだもの