■路上から「自己表現」発信 自らの銀行口座番号をユーザーがさらして“義援金”の振り込みを求めるサイト「金くれ」を開発。立ったまま太ももの上にパソコンを乗せてタイピングする姿は「小池スタイル」と呼ばれ、“ストリートコンピューティング”の象徴として認知されつつある。 金くれ自体、路上で作られたもの。開発期間はおよそ3時間とただならぬスピードだが、「ツイッターで教えてくれるプログラマーがいたからできた」という。 本職は、シナリオライター。「(サイトに)社会的な価値や意味があるとするなら、万葉集には、防人や農民という普通の人々の短歌が載っていますよね。いま、誰もが短歌と同じようにプログラムを作ることができる。プログラムは音楽や文章と同じように、ウェブでの自己表現だと思います」 以前にメールでのやりとりで取材をしたが、「実際に会ってお話をすると、得られる情報量が違いますね。この情報をウェブで共有する