私募投信の残高が初めて100兆円を突破しました。 この事象は金融緩和の環境下においてどのような意味を持つのでしょうか。 そもそも私募投信を購入しているのは「誰」でしょうか。 今回は私募投信の残高を通じて、地銀の経営について少し考えてみましょう。 報道内容 投資信託の全体像と私募投信の残高推移 所見 報道内容 私募投信の残高が増加している事象について日経新聞が記事を発信しています。まずは全体像をつかむ上でも当該記事を引用します。 私募投信100兆円 運用難の地銀マネー、限られる受け皿 2020/08/14 日経新聞 私募型の投資信託の残高が増えている。機関投資家という「プロ」を対象に資金を集める私募投信は、個人向けが中心の公募型と異なり手続きが簡素で手数料も割安。地方銀行や信用金庫といった地域金融機関にとっては、運用の中核だった日本国債の利回りが低下するなかで資金の限られた受け皿となっている