支笏湖畔・「苔の洞門」周辺で大規模岩盤崩落 今季の観光絶望的 (09/13 06:50) 岩盤崩落で壊滅的な被害が出た苔の洞門の観覧台。上部の見学場所まで続く階段などが岩で覆われた(千歳市提供) 【支笏湖畔】11日の豪雨の影響で、千歳市支笏湖畔の景勝地「苔の洞門」の観覧台付近で大規模な岩盤崩落が起きたことが12日、分かった。観覧台の階段や通路が被害を受け、今季の利用は絶望的となった。 洞門の管理団体の事務局の千歳市が12日、現場調査した。市によると、観覧台付近の高さ約10メートルの岩壁が崩れ、直径1メートルを超える岩が数十個落下。観覧台の階段や通路がほぼ全て壊れた。雨で岩盤に水分が含まれ、弱まった可能性がある。 洞門は岩壁にコケ類が密生し、緑の回廊が形成された観光名所。8月に「日本の貴重なコケの森」に専門家が選定した。例年は6月から10月中旬まで観覧台で見学できるが、市は「想像以上の被害で
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