17年2月の書籍雑誌の推定販売金額は1398億円で、前年比5.2%減。前年は閏年で1日多かったこともあり、0.1%減だった。 書籍は827億円で、同1.9%減、雑誌は570億円で、同9.6%減。 雑誌の内訳は月刊誌が471億円で、同7.3%減、週刊誌は286億円で、同19.9%減。 返品率は書籍が31.0%、雑誌が40.9%。 村上春樹の『騎士団長殺し』の2冊の130万部の搬入もあり、書籍マイナスは小幅なものになったが、これもその反動が起きなければいいが。『職業としての小説家』の場合、文庫よりも安い特価本が出回っている。 複数の書店からの証言によれば、『騎士団長殺し』はかつての売れ行きの半分ほどで、3日で止まってしまったという。確かに現在でも多くの書店で平積みされたままである。それはやはり本クロニクル103でもふれておいた、100万部を搬入した『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部第二部特別