どーらく @df5066 写真の仕事をしています。郷愁の街歩き、ローカル線、ローカルフード、バイク、自転車、民俗学等に興味あり。
アフリカがワールドカップを制した? 前回(「フランスがW杯優勝で得た『勝利以上のもの』とは何か」)取り上げたように、今年のワールドカップ・ロシア大会は優勝国フランスの「共和国万歳!」で幕を閉じた。 翌日(2018年7月16日)には、優勝チーム“Les Bleus(レ・ブルー)”がパリを凱旋し、市内は熱狂の渦に包まれた。大統領官邸であるエリゼ宮でマクロン大統領の歓待も受け、代表チームのメンバーは改めて勝利の美酒に酔いしれた。 そんなレ・ブルーだったのだが、思わぬところから物言いがついた。 ことの発端は、三日後の2018年7月19日の夜のこと。アメリカの人気コメディショーである「デイリーショー」でホストのトレバー・ノアが、フランスの優勝をとりあげながら「アフリカがワールドカップを制した」と伝えたのだ。 理由は明白で、レ・ブルーのメンバーの多くが、アフリカからの移民の選手であったからだ。 試合を
・とんかつ屋の悲劇 「とんかつ屋の悲劇って知ってますか」 ある外食産業の幹部が、そう言った。ここ数年、東京都内の人気とんかつ店が次々と廃業しているという話である。 長年、人気店として繁盛しており、開店前から行列ができるといったような店が多いのである。 「実は、人気店なので、食べに行ってみたんですが」と別の外食産業の社員も話す。 「確かに人気が出るはずで、立派なとんかつ定食が600円から800円と格安なんです。本来であれば1000円から1500円ぐらい取らないと儲けが残らないという水準でした。」 そんな人気店が、ここ数年で次々廃業しているのだ。 ・年金が形を変えた補助金に? 「何十年も変わらない値段と、チェーン店ではありえない品質の高さと格安さ」などとグルメサイトでも称賛されていることが多い。しかし、それを可能にしているのは、すでに減価償却の終わった古い設備、ローンを払い終えた自社店舗、そし
先日幕を閉じた甲子園大会は、総じて前評判の高かった選手が予測通りの結果を出した大会だった。100回大会を記念する甲子園球場には、連日のように4万人の観客が押し寄せ、過去最高の観客動員数も記録し、大会そのものは成功裏に終わったと思う。 開催前には外野席の有料化、バックネット裏の中央特別指定席の値上げなど、観客動員への悪影響を危惧する声も聞かれたが、ひとまずそういう声は封じ込められたと言っていいだろう。 今大会で最も注目を集めたのは勿論、吉田輝星(金足農・投手)だ。 彼の話題は野球だけにとどまらず、一般的には“非日常”だった農業高校の活動までテレビなど多くのメディアで取材され、優勝校の大阪桐蔭以上に国民的な支持を得たと思う。その吉田が今大会では6試合に登板し、投げた球数は881球である。 2006年・斎藤佑樹(早稲田実)の948球に次ぐ、史上2番目に多い球数となった。 高校野球に早く球数制限を
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