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ブックマーク / number.bunshun.jp (243)

  • 糸井と田中の穴は大谷翔平が埋める!?日本球界の常識を覆す日ハムの挑戦。(中村計)

    オープン戦では、投手として157キロを投げ、打者としても10試合で打率.182を記録した大谷。球団史上2人目となる高卒新人での開幕スタメンなるか? 今年の日ハムは2つの点で非常に興味深い。 1つ目は、「3度あることは4度ある」のか、だ。 日ハムにはジンクスがある。主力が抜けると、なぜか優勝するのだ。 それを象徴していたのが'07年だった。前年、北海道移転3年目で44年振りに日一に輝いたが、オフに「北海道ハム」のシンボル的な存在でもあった新庄剛志が引退し、塁打、打点の二冠を獲得した小笠原道大が巨人へ、左のセットアッパーとして55試合に登板した岡島秀樹がレッドソックスへそれぞれ移籍。主力の大量流出に、評論家たちはシーズン開幕前、そろって下位を予想した。 ところが、蓋を開けてみると、球団史上初のリーグ連覇を達成。ダルビッシュ有は「開幕前の評論家の予想が5位か6位ばかりだったので、絶対

    糸井と田中の穴は大谷翔平が埋める!?日本球界の常識を覆す日ハムの挑戦。(中村計)
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    sugimo2 2013/03/29
    "日本ハムにはジンクスがある。主力が抜けると、なぜか優勝するのだ"
  • 田中賢介、中島裕之でもやはり無理!?MLBで日本人内野手が苦しむ理由。(中村計)

    今季オープン戦での田中。開幕までになんとかメジャーへ上がるべく、セカンドだけでなく、ショート、サードなどの守備にも挑戦していたのだが……。 今シーズン新たに海を渡った2人の日人内野手、ジャイアンツの田中賢介も、アスレチックスの中島裕之も、やはり内野守備で苦しんでいる。 田中は、打撃でも結果を出し切れずマイナースタートが決定。中島も同様にバッティングでも精彩を欠き、報道によると、セカンドコンバート論が噴出しているとか。 なぜ日人内野手は、ことごとく守備で苦しむのか。 最大の要因は、日の球場の多くが採用している人工芝と、メジャーの球場に多い天然芝の違いだ。'07年から'10年までメジャーでサード兼二塁手としてプレーした岩村明憲(ヤクルト)はこう語る。 「まず、基姿勢がぜんぜん違うんです。日人の場合は、左足が若干前で捕球する。でも、アメリカの内野手は、右足が前なんです」 日では、内野

    田中賢介、中島裕之でもやはり無理!?MLBで日本人内野手が苦しむ理由。(中村計)
  • 悪条件を越えて“日本らしく”勝て!ヨルダン戦で見えてくる本当の実力。(細江克弥)

    2012年6月、埼玉スタジアムで行われたヨルダン戦では、6-0と日が圧勝。だが今回、ヨルダンのホームで臨む一戦ではヨルダンのメンバーも大きく変わり、全く予想がつかない。 一昔前の日本代表なら、足をすくわれてしまいそうな条件が揃っている。 勝てば世界最速でブラジルW杯出場権を獲得できる大一番。 日人サポーターに1000枚以上のチケットが売れているとはいえ、約2万人を収容するヨルダンのキング・アブドゥラ・スタジアムは独特の不穏な空気に包まれ“完全アウェー”の様相を呈する。 ピッチコンディションは見た目のグリーンを裏切る「デコボコ」と評していいほど。また、ある時間帯は30度を超え、ある時間帯には肌寒ささえ感じさせるという現地の気候は、日の選手にとっては「異常」と言う他ないほど不安定である。 田圭佑と長友佑都という絶対的な主力を故障で欠き、それによって沸き上がる不安を解消するべく行なわれた

    悪条件を越えて“日本らしく”勝て!ヨルダン戦で見えてくる本当の実力。(細江克弥)
    sugimo2
    sugimo2 2013/03/26
    悪い予想が当たっちゃったわね(観戦中)
  • WBC 侍ジャパンの「天国と地獄」。

    Sports Graphic Number 2013/3/30臨時増刊号 WBC 侍ジャパンの「天国と地獄」。 2013年3月23日発売 で読む SPECIAL FEATURES エースが放った真の輝き文◎石田雄太前田健太 「己を信じた202球」 キャプテンの苦闘を追う文◎鷲田康阿部慎之助 「重き荷を背負って」 ベテランたちの奮戦記文◎永谷脩井端弘和&稲葉篤紀 「燃える思いを胸に秘め」 準決勝を読み解く vs.プエルトリコ 1-3 プロフェッショナル解説構成◎石田雄太桑田真澄 「侍ジャパンはなぜ敗れたのか」 インサイド・レポート文◎永谷脩山ジャパン采配の裏側(1) 「“綱渡り”の限界」 クローズアップ文◎鷲田康内川聖一 「涙が語る野球の怖さ」 全28選手を採点する文◎鷲田康サムライたちの通信簿 田中将大/中田翔/坂勇人/杉内俊哉 糸井嘉男/能見篤史/牧田和久ほか 東京ラウンドを読み解く

    WBC 侍ジャパンの「天国と地獄」。
    sugimo2
    sugimo2 2013/03/23
  • 敗因は内川、阿部、能見ではなく……。侍の夢を砕いた“第2先発”への固執。(田口元義)

    能見は準決勝プエルトリコ戦に2番手で登板すると、7回に痛恨の2ランHRを被弾。「マウンドの硬さは関係ない。打たれたわけですから」と悔しさを滲ませた。 1対3――。 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)3連覇の夢が散ったサンフランシスコの夜。プエルトリコとの準決勝では、その敗因が浮き彫りとなってしまった。 それは、8回裏の内川聖一の走塁ミスではなく、この試合で3度、得点圏でのチャンスで凡退した4番の阿部慎之助でもない。 全ては7回表に許したあの一発。結果的にダメ押しとなってしまった2ランだ。 打たれた能見篤史が戦犯というわけではない。問題は、なぜ決勝ラウンドという最終局面で、しかも、ビハインドの場面で「第2先発」という役割に日ベンチはこだわってしまったのか、ということだ。 第2先発と呼ばれる2番手投手は、この大会でことごとく打たれた。それは、数字にもはっきりと表れている。

    敗因は内川、阿部、能見ではなく……。侍の夢を砕いた“第2先発”への固執。(田口元義)
  • 足で勝って、足で負けた侍ジャパン。あの8回裏の重盗シーン、全真相。(鷲田康)

    「連覇してくれた選手の方々もいらっしゃいましたし……そういうものを全部、自分が止めたような気がして申し訳ないです」と責任を全部ひとりで背負うようなコメントを残した内川。 その瞬間に三塁側の日ベンチはもちろん、スタンドの日応援団、そして記者席も一瞬声を失ったような沈黙が流れた。 準決勝のプエルトリコ戦の土壇場に起こった痛恨のミス。1-3と2点差としてなお1死一、二塁で一塁走者の内川聖一が飛び出してアウトになったプレーは、ある意味、今回の日本代表の強さと脆さを象徴するようなものであったように思う。 苦戦した1次ラウンドのブラジル戦、2次ラウンドの台湾戦と、この8回から試合が動いて、日に逆転への道は広がっていた。 もう一度、問題の場面を整理してみよう。 3点を追う8回。 当然、ファンだけではなく日ベンチも再びの逆転劇を意識してこの回を迎えたはずだった。 そして1死から鳥谷敬が右中間に三塁

    足で勝って、足で負けた侍ジャパン。あの8回裏の重盗シーン、全真相。(鷲田康)
  • MLBマニアの外国人助っ人総チェック!~濃厚なクセ者ぞろいのセ・リーグ編~(村瀬秀信)

    ロッテとのオープン戦で無死一塁からバント安打を決め、自らセーフをアピールするDeNAのナイジャー・モーガン。 3月中旬、WBC真っ盛りのこの時節柄。 国民の関心事は対戦国の未知なるパワーを秘めた外国人選手であることは百も承知ながら、今回も前回に引き続き稀代のMLB好事家3名を招いての「2013年の新外国人選手トリプルクロスカウンターレビュー」です。申し訳ない。 今回はセ・リーグ編でありますが、その前に。前回の入稿後に新たに北海道ハムが獲得した新外国人選手からはじめさせていただきます。それではどうぞ。 キューバ出身の謎多き“小型タイロン・ウッズ”。 ●ミチェル・アブレイユ(北海道ハム) 内野手 Tessy 「つい先日獲得が決まった選手です。今、WBCで話題になっているキューバの選手みたいですけど……僕は知らないですね。栗山監督は小型タイロン・ウッズと言ってますけど……謎の多い選手です

    MLBマニアの外国人助っ人総チェック!~濃厚なクセ者ぞろいのセ・リーグ編~(村瀬秀信)
  • MLBマニアの外国人助っ人総チェック!~英雄・豪傑・悪人面のパ・リーグ編~(村瀬秀信)

    新しいシーズンの到来。それは新しい外国人選手の到来。 1853年、ペリーが浦賀に来航してから160年。助っ人外国人選手第1号こと、米国籍のジミー堀尾が大日東京野球倶楽部に参加してから79年。その間に太平洋を越え、この国には多くの印象的な異人変人外国人がやってきました、消えました。 そしてこの2013年は、日のプロ野球助っ人外国人史上でも、稀にみるビッグネームが集まってきた年なんだとか。 そんなわけで、今回の野次馬はこの近年稀に見る新外国人選手の過熱ぶりを鑑みまして、昨年好評だったあの“MLBマニア”に再登場頂き、彼らの見どころをマニアならではの切り口で語っていただくことにしました。 お相手はこちら。 カリフォルニア州在住、アナハイム・エンゼルス(現ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム)の熱狂的なファンにして、メジャーリーグから1A、独立リーグまでと観戦のフィールドが凄まじく広いの

    MLBマニアの外国人助っ人総チェック!~英雄・豪傑・悪人面のパ・リーグ編~(村瀬秀信)
  • 第1回アテネから続く伝統の危機。レスリング五輪存続へのカギとは。(松原孝臣)

    2月20日都内の日記者クラブで会見し、五輪存続を訴えた吉田沙保里。「夢を持ってがんばっている子どもが夢を絶たれていくと思ったら心が痛い」と思いを語った。 以前、手弁当でちびっ子からジュニア世代まで教えているという沖縄のレスリング指導者に会ったことがある。 「いつか、オリンピックで活躍する選手を出したいんですよ」 その先生は、笑顔でそう語っていた。 呼応するように、全国レベルで活躍するようになっていた教え子の一人はこう語った。 「やっぱりオリンピック、出たいですよね。夢だし、かなえたいです」 最初にこのニュースを耳にしたとき、2人の表情と言葉が思い浮かんだ。 たぶん、全国にオリンピックを目指してきた選手、コーチがいる。日ばかりではなく、各国にも当然いるだろう。彼らはこのニュースをどう受け止めたのだろう。 IOCの調査報告書は8月に公開される見通しだが……。 国際オリンピック委員会(IOC

    第1回アテネから続く伝統の危機。レスリング五輪存続へのカギとは。(松原孝臣)
  • <初マラソン特別寄稿> 角田光代 「それでもとにかく走るのだ」~直木賞作家の東京マラソン体験記~(角田光代)

    “走ることが嫌い”と言いつつも、 毎週走っている作家がフルに初挑戦。 共感と笑いを生む体験記の結末とは。 2月24日の東京マラソン2013を前に、 Number Do「ランニング特集 第2弾 100人が語るRUN!」より、 特別公開です! 最初に断言するが、私は走ることが好きではない。友人が会長を務めるランニングチームに属してはいるが、彼らのラン後飲み会に混じりたくて入ったにすぎない。そもそもこのチームの主な活動は飲み会である。 チームに入って5年、駅伝(5km)に一度、大会(10km、ハーフの部)に一度ずつエントリーし、いつかそのうちフル、と思いつつ、ずっと避けていた。「いつか」なんて10年先でいいと思っていた。それでもこの5年、週末は必ず、雨さえ降らなければ10kmから20kmの距離を私は走っている。たのしいから走っているのではない。いやいや走っている。なぜいやいやながら走るかといえば

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    sugimo2 2013/02/22
    「ペースを落とすのは、ペースを上げるよりよほど勇気が要る」
  • “日本人らしいプレー”で五輪出場!女子アイスホッケーが強くなった方法。(戸塚啓)

    ソチ五輪最終予選でデンマークを破り、五輪出場を決めた女子アイスホッケー日本代表。日の全競技中で最初に五輪出場を決めたチームとなった。 アイスホッケー女子日本代表がソチ五輪出場を決めたニュースは、嬉しい驚きとして日国内を駆け抜けていった。おりしも女子柔道や学校体育での体罰が、社会的問題として取り沙汰されているタイミングだ。全競技を通じて国内初の出場権獲得は、雲の切れ間から漏れる陽光のような爽快さを運んできた。 '98年の長野五輪から正式種目となったアイスホッケー女子は、'02年のソルトレイクシティ五輪から8カ国で争われている。出場国の決定方法には世界ランキングが用いられ、現在は上位6カ国が予選なしで出場する。 国際舞台をリードするのは、アメリカ、カナダと欧州勢だ。日は過去3大会連続で出場権を逃してきたものの、最終予選の最終戦まで可能性を残してきた。スポットライトを浴びる機会こそなかった

    “日本人らしいプレー”で五輪出場!女子アイスホッケーが強くなった方法。(戸塚啓)
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    sugimo2 2013/02/20
    "強化合宿の回数を増やし、カナダからコーチを招き、メンタルトレーナーをスタッフに加えたのである"
  • 「一戦入魂」を貫いた、“不器用な天才”高見盛。~14年間の現役生活にピリオド~(佐藤祥子)

    「ほら、高見盛を見てみろ。あんなの四股とは呼べないよ。よろよろ脚を持ち上げて下ろして、ただケツっぺたをペチッと叩いてるだけ。それでも小結までいったんだから、不思議なヤツだよな。たいしたものだよ」 合同稽古で東関部屋を訪れたある親方が、腕組みしつつ嘆息し、苦笑いを浮かべる。相撲界には、「稽古場横綱」という言葉がある。稽古では強くとも、場所の土俵では勝てない力士を揶揄するのだが、高見盛の場合は、その逆。三段目力士を相手に負けてしまうことが、ままあった。かつての兄弟子で、元横綱の曙が、高見盛を「稽古場序二段」と名付け、首を傾げていたものだった。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 1088文字 NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく NumberWeb内のすべての有料記事をお読みい

    「一戦入魂」を貫いた、“不器用な天才”高見盛。~14年間の現役生活にピリオド~(佐藤祥子)
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    sugimo2 2013/02/13
    「高見盛に負けると、ものすごく悔しいんですよ。お客さんの声援がすごいからね」
  • 明るい兆しの見えた初場所。より問われる土俵上の戦い。~2013年の相撲界、好スタート!?~(佐藤祥子)

    大相撲一年幕開けの初場所で、相撲界のニュースがひさびさにスポーツ紙の一面を飾った。場所七日目、元横綱大鵬の訃報と、十両十二枚目の地位で5勝10敗し、幕下陥落が決定的になった高見盛の引退だ。 場所前は、次の3つが見所として挙げられていた。先の九州場所で11勝をあげた関脇豪栄道が、続く二桁白星で「大関昇進リーチ」の場所とするか。関脇に陥落した把瑠都がノルマの10勝をあげ、大関復帰できるか。そして新横綱デビューの先場所、9勝という不甲斐ない成績で酷評された日馬富士の調子はいかに。 終わってみれば、豪栄道、把瑠都ともに千秋楽でやっと勝ち越しを決めるという、期待はずれの成績だった。その一方、日馬富士は千秋楽を待たずに白鵬に2差をつけて優勝を決め、3度目の全勝優勝を果たし、意地を見せつけた。だが、その相撲内容については「横綱相撲とはいえず、余裕がない」との厳しい見方も。 こちらは雑誌『Number』の

    明るい兆しの見えた初場所。より問われる土俵上の戦い。~2013年の相撲界、好スタート!?~(佐藤祥子)
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    sugimo2 2013/02/13
    "年末年始は力士たちのテレビバラエティ番組出演も多く、相撲界の存在を示す宣伝効果もあったはず。実際、「これで親近感を持った。チケットもプロレスより安いんですね」との声も耳にした"
  • ノルディック世界選手権プレビュー。“道具”の差にめげず奮闘する選手達。(松原孝臣)

    2月2日、来年の五輪の舞台であるソチでのワールドカップの女子距離複合で力走する石田正子。今季は1月のフランス・ラクルーサでの女子10kmでの4位が最高。年明けになってしり上がりに調子を上げている。 2月20日(現地時間)から3月3日まで、ノルディックスキーの世界選手権がバルディフィエメ(イタリア)で行なわれる。ジャンプ、ノルディック・コンバインド(複合)、クロスカントリーの3つの競技の計20種目が実施される。 プレ五輪イヤーということもあり、各国ともに一線級の選手がそろい、ソチオリンピックを見据えての争いとなる今大会。選手個々はもとより、冬季競技ならではの要素においても、日の実力が問われる場でもある。 それは道具、用具の部分である。 冬季競技は全般に、それらが成績に大きくかかわるからだ。 例えばジャンプで言えば、スーツがある。 スーツはこの1年で、2度にわたりルールが変更された。昨春、従

    ノルディック世界選手権プレビュー。“道具”の差にめげず奮闘する選手達。(松原孝臣)
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    sugimo2 2013/02/13
    "豊富な資金、それに基づく開発環境を持つ欧州勢が日本を上回るのが現状"
  • なぜ女子カーリングは弱くなった?次世代チームはソチに間に合うのか。(生島淳)

    北海道カーリング選手権で優勝した札幌国際大学の井田莉菜。小学生の時に同級生だった吉村紗也香、井田莉菜、氏原梨沙が結成したチーム「WINS」がベースのチーム。高校時代には全日高校選手権も制し、その勢いのままに全日選手権で準優勝したことも。 ソチ・オリンピックが、1年後に迫ってきた。この前、ロンドン・オリンピックが終わったばかりと思っていたが……。 冬季競技でオリンピックへの出場権、代表争いが激しくなってくるが、2月12日から札幌で開かれるカーリングの日選手権は、3月に行なわれる世界選手権の代表決定戦ともなっている(男子はカナダのビクトリア、女子はラトビアのリーガで開催)。 今回は、これまで国際的にも活躍してきた女子に的を絞って話を進めていくが、実はオリンピック出場をめぐって日は極めて厳しい状況に立たされている。 ソチの出場権は、2012年と2013年の世界選手権のポイント合計で決まる

    なぜ女子カーリングは弱くなった?次世代チームはソチに間に合うのか。(生島淳)
  • 大器であるが故の大成の難しさ――。大谷翔平の自主トレから見えたこと。(氏原英明)

    ブルペンで投球練習に励む大谷。高校3年の夏の甲子園に出ていないので、春季キャンプを報じるメディアで初めてじっくり見る人も多いのでは!? 日ハムの新人合同自主トレを訪ねてみた。二刀流に挑戦中の大物ルーキー・大谷翔平を見るためである。 野手用・投手用グラブなど計3種類を使い分ける彼の一日は大忙しだった。 大谷と同期入団で同じ高卒の内野手・森龍弥が、おどけて声を掛ける。 「大谷! これから室内でピッチング? それ終わったら、グラウンドで一緒にゴロ捕りねっ!」 日ハムの合同自主トレの光景には、大谷が履く二足のわらじが日常になりつつあった。 ある番記者も補足するかのように教えてくれた。 「野手としての練習日と投手としての練習日と分けられてはいるんですけど、それでも、野手としての練習日の大谷君のキャッチボールは通常の野手より長いです。逆に、投手としての練習日でピッチング練習をする時も、ピッチングが

    大器であるが故の大成の難しさ――。大谷翔平の自主トレから見えたこと。(氏原英明)
  • 勝っても負けても、完全燃焼の20秒。前頭4枚目舛ノ山、相撲人生の刹那。(阿部珠樹)

    2010年11月場所に新十両へ昇進し、高安と共に初の平成生まれの関取となった。一時、母の母国フィリピンに住んでいたため、英語、フィリピン語に堪能。身長181cm、体重178kg。 相撲をあまり見ない人がいま場所に連れて行かれたら、どの力士が印象に残るだろう。横綱を別にすれば、前頭4枚目の舛ノ山など、ちょっと忘れられない印象を与えてくれるのではないか。 顔も体もともかく丸い。びっしり実が詰まったスーパーボールみたいな体つきだ。相手に取られないように、きつく回しを締めているので、よけいに上半身がぎゅっと詰まり、丸っこく見える。この外見だけでもかなりイケてるのに、動き出すとさらに目を楽しませてくれる。とにかくせわしないのだ。 いつもなにかに急き立てられるように動いている。突き押しを武器にし、四つに組んだ長い相撲は避けたいので動いているのだろうが、悠揚迫らざるといった幕内力士の風情はなく、夕方の

    勝っても負けても、完全燃焼の20秒。前頭4枚目舛ノ山、相撲人生の刹那。(阿部珠樹)
    sugimo2
    sugimo2 2013/01/11
    舛ノ山ー!
  • マイナーリーグは本当に過酷なのか?大谷翔平がもし渡米していたら……。(菊地慶剛)

    2008年に新日石油ENEOSからNPBを経ずに、レッドソックスと直接メジャー契約をした田澤純一。メジャー入りに際しては“田澤問題”として騒がれ、これを受け「NPBを経由しない、海外球団からの出戻り」への対抗措置が講じられた。 ドラフト上位指名候補の高校生として初めて直接のメジャー入りを表明していた大谷翔平投手が12月9日、自身の考えを翻意させ、ドラフト指名されていたファイターズ入りを発表した。 ファイターズから強行指名された当初は、入団の可能性ついて「自分自身の考えとしてはゼロです」とメジャー入りの強い意志を示していたが、交渉を繰り返す中でファイターズへの信頼感が芽生え、新たな将来像が確立したということなのだろう。 もちろん大谷の翻意を批判するつもりなど毛頭ない。場所がどこであろうとも大谷自身が心底野球に打ち込める道を進むことが最も重要なこと。ぜひ日球界で頑張ってほしいものだ。 だが

    マイナーリーグは本当に過酷なのか?大谷翔平がもし渡米していたら……。(菊地慶剛)
  • ラグビー日本代表が欧州遠征で得た収穫。~世界トップ10へ、継続の到達点~(大友信彦)

    タフになった。ラグビー日本代表の欧州遠征、ルーマニア、グルジアとのテストマッチを取材し、日本代表にとって初となる欧州でのアウェー戦勝利を見届けた感想である。 何より光ったのは、攻守両面で見られたディシプリン(規律)の高さだ。相手のアタックが5次、10次と継続しても、反則せず、体を張って守り続ける勤勉で頑健なディフェンス。相手がミスを犯せばすぐさま速攻に移り、イチかバチかのギャンブルでトライを取り急ぐことなく、我慢強く攻撃を継続する。 とりわけ、前後半とも終了直前に見せた猛攻には現在のジャパンの到達点が現れていた。ルーマニア戦は前半ロスタイムに、相手キックオフから小刻みにボールを繋ぎ、PKの速攻を挟んで14のフェイズを重ねてNO8菊谷崇がトライ。後半36分には16次攻撃まで攻め続けてWTB小野澤宏時がトライ。グルジア戦は前半ロスタイムに自陣ゴール前のPK速攻から7つのフェイズを重ねて小野澤が

    ラグビー日本代表が欧州遠征で得た収穫。~世界トップ10へ、継続の到達点~(大友信彦)
  • <日本卓球の至宝、覚悟の告発> 水谷隼 「世界の卓球界を覆う違法行為を僕は決して許さない」(城島充)

    若くして日の卓球界を担う稀代の天才プレーヤーは、 ある世界的な“不正行為”の犠牲となり、苦しんできた。 違法な用具を使うことなく、ただ、フェアな条件で戦いたい。 卓球という競技の未来のため、選手生命を賭け、問題提起する。 日の丸を背負って北京、ロンドンと2度の五輪を戦った水谷隼。 Number815号に掲載された勇気ある告発を全文公開します。 僕はこれから、選手生命をかけて卓球界に横行している不正行為と戦っていきたいと思っています。もちろん、アンフェアな状況への憤りがあるからですが、それだけが理由ではありません。このまま不正行為を放置すれば、卓球というスポーツの未来にも暗い影を落としていくという危惧が心の底にあるからです。 「補助剤」をラバーの裏側に塗ることで、大きく変わる打球の質。 卓球をしている人なら「補助剤」、英語で「ブースター」と呼ばれる液体のことは聞いたことがあると思います。そ

    <日本卓球の至宝、覚悟の告発> 水谷隼 「世界の卓球界を覆う違法行為を僕は決して許さない」(城島充)