オープン戦では、投手として157キロを投げ、打者としても10試合で打率.182を記録した大谷。球団史上2人目となる高卒新人での開幕スタメンなるか? 今年の日本ハムは2つの点で非常に興味深い。 1つ目は、「3度あることは4度ある」のか、だ。 日本ハムにはジンクスがある。主力が抜けると、なぜか優勝するのだ。 それを象徴していたのが'07年だった。前年、北海道移転3年目で44年振りに日本一に輝いたが、オフに「北海道日本ハム」のシンボル的な存在でもあった新庄剛志が引退し、本塁打、打点の二冠を獲得した小笠原道大が巨人へ、左のセットアッパーとして55試合に登板した岡島秀樹がレッドソックスへそれぞれ移籍。主力の大量流出に、評論家たちはシーズン開幕前、そろって下位を予想した。 ところが、蓋を開けてみると、球団史上初のリーグ連覇を達成。ダルビッシュ有は「開幕前の評論家の予想が5位か6位ばかりだったので、絶対