01<< 1234567891011121314151617181920212223242526272829>>03 大人と子供の狭間にいる彼らの、小さな恋物語。 そのもどかしさ加減がこれまた絶妙で、 読んでて何度ニマニマしたことか。 近くて遠い、遠くても近いこの距離感は何かこう心をくすぐられる。 中学生のうちにこんな恋してるなんて…許せなくなるよ! 水谷フーカ先生の「14歳の恋」 2年B組の、田中彼方と吉川和樹は大人っぽい。 他の人たちから比べても、その雰囲気から近寄りがたいイメージがある。 けれど実際は…そんな事はなく。 まだまだ14歳、子供っぽさを多分に残した大人のなりかけ。 大人っぽさを演じる二人。 クラスメイトには内緒の恋。 お互いがお互い、みんなの前では「大人っぽい振り」をした仮面をかぶる。 二人の時だけ、その仮面をとって通じ合う心。 そんなもどかしくも愛おしい育みが、やっぱり