2連敗からのDeNAの逆襲。 1回に桑原将志外野手の二塁打から、送りバントと内野ゴロの間に3戦目にして初めての先取点を奪ったものの、それも束の間だ。 その裏に先発の東克樹投手が、あっさり同点に追い付かれてしまう。1死一、二塁から山川穂高内野手のおあつらえ向きの併殺コースのゴロを、走者と交錯した森敬斗遊撃手がジャッグル。一、三塁に走者を残してしまった。そこで指名打者の近藤健介外野手に左中間を破られ、同点にされた。 負ければ王手をかけられるDeNAにとっては、嫌な展開でのスタートだったが、その暗雲を払い除けたのが東の力投だった。 「本当に自分らしく、粘りつよい投球ができたんじゃないかと思います」 先発した10月12日の阪神とのクライマックスシリ―ズ(CS)、ファーストステージ初戦で左太もも裏を肉離れ。6戦までもつれ込んだ巨人とのCSファイナルステージの登板は回避し、17日ぶりにぶっつけで臨んだ