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ブックマーク / number.goo.ne.jp (11)

  • [スポーツの正しい見方] 真っ向勝負の首位打者争い - goo スポーツ:NumberWeb -

    真っ向勝負の首位打者争い 海老沢 泰久=文 text by Yasuhisa Ebisawa photograph by KYODO 2008年10月24日 +zoom 筆者プロフィール 海老沢泰久 (えびさわやすひさ) 1950年茨城県生まれ。國學院大学大学院卒。'88年『F1地上の夢』で新田次郎文学賞受賞。'94年『帰郷』で第111回直木賞受賞。著書に『監督』『美味礼讃』など。現在、初の時代小説「青い空」(文藝春秋)が好評発売中。 今年のパ・リーグの首位打者争いは、久々に面白かった。 最終的にはゴールデンイーグルスのリック・ショートが3割3分2厘でタイトルを取ったが、ライオンズの中島裕之にも最終戦で3打数2安打か5打数3安打すれば逆転の可能性があった。そして、あろうことか、ライオンズの最終戦の相手はリックを擁するゴールデンイーグルスだったのである。 こうい

  • [MLB Column from West] 藪恵壹の感動的なメジャー復帰 - goo スポーツ:NumberWeb -

    藪恵壹の感動的なメジャー復帰 菊地 靖=文 text by Yasushi Kikuchi photograph by Getty Images/AFLO 2008年10月20日 +zoom 菊地靖 1993年単身渡米。1995年の野茂投手のドジャース入りを機に、スポーツ紙等で米国プロスポーツを取材。約10年住み慣れたオーランドを離れ、2002年末ロスに転居。最近アラスカにはまっている40代中年男。 筆者のブログはこちらまで。 引き続きレイズの取材を続けていたら、知らず知らずに10月も半ばになっていた。プレーオフに入っても、公式戦と変わらない戦いを繰り広げるレイズは当に強い!の一言に尽きる。彼らのシーズンが終了した時点で、改めてレイズの今シーズンを検証してみたいと思っている。 さて、レイズから離れることなくプレーオフに突入してしまったため、岩村選手以外の今シー

  • 室伏広治のゴールはメダルでも記録でもない。 - goo スポーツ:NumberWeb -

    小川勝=文 text by Masaru Ogawa 「北京ではね、もう、競技場の外に投げるくらいの勢いで、やりたいですね」 今季初戦の日選手権に勝って、取材通路の入り口でマイクを向けられた時、室伏はそう言ってインタビュアーの笑いを誘った。それは、北京五輪に向けて一言、と聞かれた時のために必ずそう聞かれることになるわけだがあらかじめ用意していた言葉だった。とにかく今年は、何度もこの質問を受けることになる。だから室伏なりに、楽しめる一言を考案したのだ。場外ホームランのようなハンマー投という、劇画的イメージ。室伏が言うと、あまり冗談に聞こえないところが、かえって面白い。 今季初戦の日選手権で、5投目に80m86、そして最後の6投目で80m98。この時点(6月27日)で今季世界ランク3位の記録が出た。 取材通路を歩いて、ペン記者が待っているエリアまでやって来ると、室伏はぐっ

  • 未完の完全試合。 山井大介“決断”の理由 - goo スポーツ:NumberWeb -

    阿部珠樹=文 text by Tamaki Abe その日、山井大介は新しいソックスを下ろした。大学や社会人のころ、優勝のかかったような大事な試合には、一度も履いていない新しいソックスで臨むことにしていた。ちょっとした験である。 「でも、プロに入ってからは止めていました。プロで大事じゃない試合なんてありませんからね。全部の試合に新しいソックスを履くのはちょっともったいないし」 だが、この日は迷うことなく新しいソックスを履くことに決めた。日シリーズ第5戦。チームは3勝1敗と王手をかけている。この日勝てば、53年ぶりの日一が手に入る。その試合に自分が先発する。ダイヤをちりばめたソックスを履いたって不自然ではない。 前の年の同じ時期は肩を痛めて先発どころか一軍にさえいなかった。復帰したのは2007年のシーズン半ばを過ぎた7月。夏場から徐々にコンディションがよくなり、8月、9

  • 敗北感と涙の先に。 イチローを襲ったはじめての感情。 - goo スポーツ:NumberWeb -

    石田雄太=文 text by Yuta Ishida 特別な一日は、いつか。 イチローにそう訊ねると、彼はしばらく押し黙ったあと、こう言った。 「特別な一日ですか……ないですね。この日は特別なのかなと周りの人が思う日はあったとしても、それは僕にとって特別なわけではありません。僕の中には特別なものとしては残ってないんです。だからこのテーマは僕にはふさわしくないですよ」 Numberがイチローに、これまでのベストゲームはどれかと問えば、ベストゲームなどないと言われ、先駆者としてどうかと問いかければ、先駆者という自覚はないと切り返される。 そして、特別な一日などはないと、これも真っ向から否定されてしまった。イチローに、言葉で括ったテーマは与えるべきではないのかもしれない。イチローは“特別”という言葉を安易に使わない。オリックスで210安打を打った日も、阪神大震災を乗り越えて

  • [スポーツの正しい見方] スポーツの国際化と柔道 - goo スポーツ:NumberWeb -

  • [スコアカード-Baseball] 挫折と復活の野球人生。田中幸雄、2000本達成へ。 - goo スポーツ:NumberWeb -

    [fromNumber678号] 挫折と復活の野球人生。田中幸雄、2000達成へ。 永谷脩=文 text by Osamu Nagatani photograph by Hideki Sugiyama +zoom 日ハムの田中幸雄が、2000安打達成を目前に控えている(稿執筆時点であと6)。同期の清原和博(オリックス)が3年前に達成したことを考えると、ずいぶんと遅く見えるが、怪我を乗り越えた末の偉業であることは間違いない。 初めて田中を見たのは、'84年夏の甲子園宮崎県予選だった。後に南海に1位指名された都城高の左腕投手、田口竜二を見に行ったのだが、遊撃を守っていた2年生に目が留まった。スカウトたちに聞けば、「強肩でパワーがあり来年のドラフト候補」という。言葉通り田中は、翌年のドラフトで日ハムから3位で指名された。清原を1位で獲った根陸夫(当時西武管理部

  • [スコアカード-Soccer] ドイツサッカー協会は日本をどう分析したか。 - goo スポーツ:NumberWeb -

    [fromNumber677号] ドイツサッカー協会は日をどう分析したか。 木崎伸也=文 text and photograph by Shinya Kizaki +zoom W杯についておもしろい分析を手に入れたので紹介したい。ドイツサッカー協会が昨年のW杯を分析して刊行した「Analyse Weltmeisterschaft 2006」という104ページの非売品で、今回ドイツサッカー協会が特別に提供してくれた。この場を借りて感謝したい。 このが、すごいのである。出場32カ国の特徴や短所を徹底分析。たとえば日についてはこんなふうに記されている。 「3バックの左右の2人(中澤と坪井)がサイドをカバーしないため、サイドバックの三都主と加地は長い距離を走らなければいけなかった」 「守備のときポジショニングはいいのに、受身過ぎる」 「2トップはほとんどポジ

  • [スポーツの正しい見方] 監督VS.スター選手 - goo スポーツ:NumberWeb -

    監督VS.スター選手 海老沢 泰久=文 text by Yasuhisa Ebisawa photograph by Tomohiko Suzui 2007年4月20日 +zoom 筆者プロフィール 海老沢泰久 (えびさわやすひさ) 1950年茨城県生まれ。國學院大学大学院卒。'88年『F1地上の夢』で新田次郎文学賞受賞。'94年『帰郷』で第111回直木賞受賞。著書に『監督』『美味礼讃』など。現在、初の時代小説「青い空」(文藝春秋)が好評発売中。 たいていの監督はスター選手が嫌いだ、すくなくとも、特別扱いはせず、他の選手と同じように扱おうとする。試合を戦うのはチームで、1人のスター選手ではないと思っているからだ。 一方、スター選手はそういう監督を嫌う。どんなことでも他の選手よりうまくでき、しかも人気があるのに、並みの選手と同じように扱われることに我慢がで

  • [スコアカード-Soccer] デンマークで戦う選手に見る“才能”の伸ばし方。 中島ファラン一生,橋本卓 - goo スポーツ:NumberWeb -

    [fromNumber675号] デンマークで戦う選手に見る“才能”の伸ばし方。 木崎伸也=文 text by Shinya Kizaki 日人選手が2人所属するヨーロッパのクラブといえば、宮恒靖と三都主のザルツブルクと、梅崎司と伊藤翔のグルノーブルが有名になりつつあるが、もう1つ存在することをご存知だろうか。中島ファラン一生と橋卓が所属するデンマーク1部のベイレだ。 この2人の経歴は異色だ。 2006年2月、シンガポールリーグのアルビレックス新潟・シンガポールで新人賞に輝いた中島は、当時2部だったベイレに引き抜かれた。中島はベイレの昇格に貢献すると、今季は5得点をあげてカナダ代表に選ばれた。ちなみに中島はイギリス人の父と日人の母のもとカナダで生まれ、ヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)ユースで育成された国際派。Jリーグの新潟では芽が出なかったMFが、今年はゴー

  • [プロ野球偏愛月報] “西武ショック”でドラフトはどう変わる!? - goo スポーツ:NumberWeb -

    “西武ショック”でドラフトはどう変わる!? 小関順二=文 text by Junji Koseki photograph by KYODO 2007年3月20日 +zoom 筆者プロフィール 小関順二 (こせき・じゅんじ) プロ野球からアマ野球までストップウォッチ片手に年間200試合以上観戦する野球狂。ドラフト会議研究の第一人者でもある。『2003年版プロ野球 問題だらけの12球団』(草思社)、『小関順二の「野球観戦」なしでは生きられない--Lovely』(長出版)、『だから野球観戦はやめられない!』(インターメディア出版)など著書多数 木村雄太(東京ガス)と清水勝仁(早大)に対して西武球団からルール違反の裏金を渡していたことが発覚し、今年から採用されるドラフトのやり方が白紙に戻った。当初、ファンや高野連(高校野球連盟)などが反対していた希望枠を従来通り1つ

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