昨年8月、世界で科学サービスを提供するサーモフィッシャーサイエンティフィック・グループの日本法人の役員に転じ、同社が2011年に買収したスウェーデンに本社を置くファディア・グループの日本法人の代表執行役員に就任した塚田氏。経営トップとして、全社挙げてのチームビルディングの導入を決断した。そのコンサルティングを担った斉藤秀樹が、その経緯や導入後の成果などを聞いた。 斉藤:前回はチームビルディング導入の経緯などについてお話いただきました。今回は導入後の変化や成果などを中心におうかがいしていきます。チームビルディングの導入に合わせて、マネジャークラスの評価基準を見直したそうですね。 塚田:当社の評価基準には、いくつかの独自のリーダーシップ・コンピテンシー(会社が社員に求める行動特性)を設けていますが、その中に、チーム力や組織力の強化に対して、どれだけ意識をして自発的に取り組んで貢献したのかを計る
