日本はもちろん、世界中の企業が「グローバル化」を目指す現代。その激戦の中、着々とグローバル展開を進めるのがリクルートグループだ。 あまり知られていないが、同グループは、海外売上高比率が35%を超えるグローバル企業の顔を持つ。海外展開が難しいといわれる人材派遣などのサービス業で、なぜ、急速な成長を実現できたのか。競争戦略を専門とする経営学者の一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授・楠木建(くすのき・けん)氏が、リクルートグループにおける海外進出のフロントランナーとして中国で8年半働き、現在はグローバル経営の戦略に携わる経営企画室長・舘康人(たち・やすと)氏に聞いた。
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