【ワシントン共同】中国の研究者が遺伝子を自在に改変できるゲノム編集技術を人の受精卵に適用し、今月に双子の女児が誕生したと主張していると、AP通信が26日報じた。エイズウイルス(HIV)への感染防止目的で行ったという。事実ならば「生命の設計図」とも言われる遺伝子を人為的に書き換えられた人が生まれた初の報告例となる。 ゲノム編集技術を受精卵に応用すれば、予期せぬ影響が後世に引き継がれる恐れがあり、現時点では慎重な意見が多い。倫理的な是非が問われるのは必至だ。論文などは発表されておらず、実施を疑問視する研究者もいる。
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