日本人の感覚 先週、ドイツから日本へ戻ってきたが、道中、驚くことが幾つかあった。 現在、ドイツでは国内線が飛んでいないため、現在の私の住まいであるライプツィヒからフランクフルトまで、航空会社が航空券の代わりに電車のチケットを出してくれた。 日本の友人などは、「フランクフルト空港まで電車で何時間? 4時間ちょっと? じゃあ、それほど大変じゃないわね」と軽く言うが、それは日本に住む日本人の感覚だ。 ドイツには、快適で、清潔で、遅れることのない長距離電車など存在しない。直前に運休になったり、出発ホームが変わったり、それどころか、乗っている間に突然、行き先が変わるという信じられないことさえ起こる。 いずれにしても、この日の私にとっては、大きなスーツケースを抱えて、乗降のたびに車両のドアのところの大きな2段の段差を乗り越えることからして一苦労だったのだ。新幹線は段差なしに乗降できることを、日本人は意