瓦礫を活かす「森の防波堤」が命を守る: 植樹による復興・防災の緊急提言 (学研新書) しっくりこない一冊。 今日の一冊は、過去にも取り上げた宮脇昭氏です。 内容は、震災によって出た大量の瓦礫。その利用可能なものと、毒と分解可能なものとを分別した、それ以外の土に混ざった木質瓦礫、レンガ、コンクリートの破片などはすべてをエコロジカルにもともと有効な地球資源として活用する。その上に土をかぶせ樹木の苗木を植える『瓦礫を利用した防潮林堤=森の防波堤プロジェクト』を語ります。 著者は、横浜国立大学名誉教授で、世界各地で植樹を推進する現場主義の植物生態学者として、これまで国内外1700カ所以上で植樹指導し、4000万本以上の木を植えている。『植物と人間』『木を植えよ!』など著書多数の経歴の持ち主。当然、被災地が瓦礫処理で困っている中、それを有効利用し処理していく立派な計画です。 しかし、しっくりこない。