ローマのアルジェンターリの門(アルクス・アルゲンタリオールム 両替商人の記念門)の内側。カラカラのレリーフが見える。カラカラの左にはカラカラの弟で共同皇帝のゲタのレリーフがあった。カラカラがゲタにダムナティオ・メモリアエを課したため、左側のレリーフは削り取られている。 ダムナティオ・メモリアエ(ラテン語: Damnatio Memoriae)とは、古代ローマで反逆者とされた人物に対して行われた、その人物の記録の破壊処置のこと。元老院はその支配体制へ反逆した人物に対して記録の破壊を行い、その対象は古代ローマ人全般に及び、少なくとも2名の皇帝がダムナティオ・メモリアエを受けた。日本語訳は「記憶の破壊」、「名声の破壊」など。