台湾・台南で、米国製の自走砲の上に立つ兵士(2020年4月9日撮影、資料写真)。(c)Sam Yeh / AFP 【12月27日 AFP】(更新)台湾の蔡英文(Tsai Ing-wen)総統は27日、兵役義務を4か月から1年に延長すると発表した。中国からの増大する脅威に備える必要があると説明している。 蔡氏は記者会見で「現行の4か月の兵役は、常時急変する状況に対応するのには不十分だ」として、「2024年から、1年間の兵役義務を復活させることを決定した」と述べた。 さらに同氏は、中国からの「台湾に対する威嚇と脅威はますます明白になりつつある。誰も戦争は望まないが、平和は空から降ってはこない」と訴えた。 延長措置は、2005年1月1日以降生まれの男性が対象になるという。 台湾ではかつて兵役が極めて不人気で、前政権は軍を主に志願制へと移行させ、兵役義務も1年から4か月に短縮していた。 しかし最近