SNSは10年以上にわたり、Facebook、Instagram、Twitter(ツイッター)など一握りのプラットフォーム上で人と人とをつないできた。しかし、こうしたプラットフォームの成長欲は底なしだ。その欲望を満たそうとした結果、人と人とがつながるための場所からエンターテインメントチャンネルへと変容してしまった。大手プラットフォームは、叫び声やスポンサー付きコンテンツがごちゃ混ぜになった代物になり果てており、居場所を失ったユーザーは他の雑多なプラットフォームに逃避しつつある。 多くの若者と同じく、私もグループチャットのような親密でプライベートなサークルに逃げ込んだ。友達や家族が集まるこうした小さなスペースでは、仕事につながるかもしれないからと自分の考えを過度に共有したりかき集めたりしようという強いプレッシャーを感じることはない。 こうした逃避先では、綿密にキュレートされたコンテンツや広告