コードねじねじ問題はなぜ発生する? オフィスでは有線のビジネスホンが多いため、「コードねじねじ」現象が発生する頻度が特に高い。しかも、同じ事務所の中で同じ機種を使っていても、従業員Aさんはやたらコードがねじれるのに、従業員Bさんにはまるで起こらないなど、発生頻度にはかなり個人差がある。まさしく“怪現象”だ。 こうした現象が起こる原因の1つは、持った受話器をもう一方の手に持ち替える際、無意識に反転させていること。実際にやってみるとよく分かるが、例えば右手で受話器をピックアップし、耳に当てるとコードは時計と反対方向に約90度回転する。その後左手に持ち替えて再度耳に当てるとさらに約180度回転することになる。切る時にそのまま左手で電話機本体に戻すとさらに90度、通話前の状態からコードが約360度ねじれた状態になる。次の通話も右手で受話器を取り、左手に持ち替えて置くとさらに180度ねじれる――。こ